(ブルームバーグ): ゴールドマン・サックス・グループは、欧米の中央銀行が利下げに動く中で、工業需要と消費者需要が支えられ、商品相場は今年上昇すると24日のリポートで予測した。
サマンサ・ダート氏を含むアナリストらによれば、借り入れコストが低下し、製造業が回復する一方、地政学的リスクが根強く残る状況で、 2024年は商品がプラス15%のリターンを残す可能性がある。
ゴールドマンは銅とアルミ、金、石油製品に値上がりが期待できるとしながらも、商品全体に共通する見通しではなく、投資家は選別が必要だと強調した。
「リセッション(景気後退)でない環境下での米利下げは商品価格上昇につながり、金属(特に銅と金)を最も押し上げ、原油がそれに続くと考える。金融緩和に伴う成長の勢いが行き渡るにつれ、価格へのプラスの影響は時間とともに増す傾向にある点が重要だ」とアナリストらは分析した。
原題:Goldman Says Commodities to Benefit as Central Banks Cut Rates(抜粋)
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最終更新:3/25(月) 13:09
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