本土大引け:続落、後場はマイナス圏でもみ合い 利益確定売りが重荷

3/7 16:33 配信

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 7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.41%安の3027.40ポイントだった。深セン成分指数は1.37%安の9267.12ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9816億6200万元だった。

 上海総合指数は小高く寄り付いた後、前場はおおむねプラス圏で推移した。中国当局の景気対策を期待する買いが先行。中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝行長は6日、全国人民代表大会(全人代)に合わせて開いた記者会見で、「預金準備率を追加で引き下げる余地がある」との見解を示した。もっとも、相場は昨年11月下旬以来の高値で推移しているとあって、利益確定売りが引き続き重荷となった。前場終盤に前日終値を割り込み、後場はマイナス圏でもみ合った。

 セクター別では、医療サービス、ソフトウエア開発、コンシューマーエレクトロニクス、太陽光発電設備などが安い。半面、貴金属が全面高となったほか、輸送用設備、観光・ホテル、非鉄金属などが買われた。

 A株市場では、欧菲光集団(002456)、歌爾(002241)、曙光信息産業(603019)、用友網絡科技(600588)などテック株の一角が安い。製薬会社の江蘇恒瑞医薬(600276)、免税店運営の中国旅遊集団中免(601888)、太陽電池メーカーの隆基緑能科技(601012)なども売られた。半面、産金株の紫金鉱業集団(601899)、非鉄金属の中国アルミ(601600)、家電株の珠海格力電器(000651)、美的集団(000333)、海信家電集団(000921)などが買いを集めた。電子設備メーカーの富士康工業互聯網(601138)が反発した。

 上海B株指数は0.14%高の264.20ポイント、深センB株指数は0.32%安の1069.19ポイントだった。

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最終更新:3/7(木) 16:33

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