ソシエテＧがＳ＆Ｐ500種の目標引き上げ、ウォール街で最も高い水準

（ブルームバーグ）： 記録破りが続く米国株の上昇は止まらないと、ソシエテ・ジェネラルのストラテジストは予想している。企業業績の見通し改善と人工知能（ＡＩ）を巡る熱狂が背景にある。

マニッシュ・カブラ氏率いるチームは、Ｓ＆Ｐ500種株価指数の年末目標を従来の4750から5500に引き上げた。ブルームバーグが追跡するストラテジスト予想の中で最も高く、現行水準から５％余りの上昇を示唆する。

「米国の例外主義は強まるばかりだ」とカブラ氏はリポートで指摘。「利益の伸びが継続し、Ｓ＆Ｐ500種が最高値を更新する中、市場では楽観論が広がっているが、当社ではこれを行き過ぎではなく理にかなっているとみている」と記した。

ただし、現在のバリュエーションは予想される米利下げを既に反映しているため、年初から好調な展開となった後、上昇のペースは減速するだろうと同氏は注意を促した。その上で、米金融当局が再び利上げを実施するか、あるいは企業利益が弱まるまで、株価が下落基調になるとは見込んでいないと続けた。

原題：SocGen’s Kabra Lifts S&P 500 Target to Highest on Wall Street（抜粋）

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