英銀HSBC、クインCEOが5年近くで退任へ-後任探しに着手

4/30 13:38 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 英銀HSBCホールディングスはノエル・クイン最高経営責任者(CEO)が経営トップ就任から5年近くで退任することを明らかにした。欧州最大の銀行である同行の次期CEO探しが始まった。

30日の発表文によると、取締役会は後任探しの正式プロセスに着手し、社内外の候補者を検討中。クイン氏は円滑で秩序ある移行を確実にすべく、後任探しの間は同行にとどまるという。

クイン氏は在任中、一連の戦略的見直しを主導。米国やフランスなどの欧米先進国市場への投資を縮小する一方で、アジア事業への投資を強化する計画を進めた。

2019年8月にジョン・フリント前CEOが更迭された後、クイン氏は数カ月間にわたり暫定CEOとして同行を率いて、20年3月に正式なCEOに任命されていた。

クイン氏は発表文で「集中した5年間を経て、私にはプライベートとビジネスのより良いバランスを取るいい時期が来た」とコメントした。

HSBCは30日に1-3月(第1四半期)決算も発表した。税引き前利益は1.8%減の126億5000万ドル(約1兆9800億円)となり、コンセンサス予想の126億ドルを上回った。同行は30億ドル規模の新たな自社株買い計画も明らかにした。

原題:HSBC CEO Quinn Unexpectedly Steps Down After Almost 5 Years (1) (抜粋)

(c)2024 Bloomberg L.P.

Bloomberg

関連ニュース

最終更新:4/30(火) 14:54

Bloomberg

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング