お金のこと、難しいですよね。老後の不安から、ますますお金を貯めたい、家計を守りたい、と思っている人も多いのではないでしょうか。皆さんからのちょっとしたお金の疑問に専門家が回答します。
今回は、最近よく見かける「高金利定期」を申し込むときの注意点についての質問です。
◆Q:高金利の定期預金を見つけたときの注意点ってありますか?
「ある銀行で、1カ月もの年3.0%という新規口座開設者に向けた特別金利の定期預金を見つけました。この金利は、ネット銀行の中でも群を抜いており、すぐに申し込みをしたいと思いましたが、何か注意点はありますか?」(匿名希望)
◆A:申し込む前に、商品概要説明書などをしっかり確認しておきましょう
ある銀行で、1カ月もの「年3.0%」の定期預金を見つけたとのこと。短期間で高金利の定期預金は、さまざまな銀行が扱っていますよね。
イオン銀行の「【新規口座開設特典】定期預金」が同じ金利の定期預金のようです。商品の概要を確認してみましょう。
●【新規口座開設特典】定期預金の商品概要
・対象者:イオン銀行の総合口座を新規に開設した人
・預入金額:1万円以上200万円まで(1円単位)、1人1口、1回限り
・預入期間:1カ月
・2026年1月時点での金利:年3.0%(税引き後年2.39%)
・満期後:満期日以降は自動解約となります。満期日に解約され、元金と利息が普通預金口座に入金されます。
この定期預金には、次の3つの注意点が挙げられます。
●注意点1:高金利が適用されるのは「1カ月だけ」
「年3.0%」というインパクトのある金利ですが、これは1カ月間のみの適用です。例えば、200万円を預けた場合の受取利息は、以下の通りです。
・200万円×年3.0%×30日÷365日≒4931円(税引き前)
そこから20.315%の税金分を差し引き「3930円(税引き後)」が実際に受け取れる利息です。1カ月限定という点を理解したうえで、資金の使い道やその後の預け替えについても考えておくと安心です。
●注意点2:1人1回限り。再開設では使えない
この特別金利の定期預金は「1人1回限り」の特典です。もし、過去に同じ特典を利用したことがある方が口座をいったん解約して再開設しても、再び適用されることはありません。
●注意点3:申し込み期限に注意!「翌々月末」までに手続きを
イオン銀行の年3.0%の特別金利を適用させるには、次の3つの条件を全て満たす必要があります。
【適用条件】
・新たにイオン銀行の口座を開設する
・インターネットバンキングに登録する
・口座開設日の翌々月末までに、イオン銀行の店舗(一部除く)またはインターネットバンキングから定期預金を預け入れる
中でも注意したいのが「口座開設日」の定義です。これは、通帳アプリやインターネットバンキングの明細に「ご新約(ゴシンヤク)」と表示された日を指します。
例えば、1月30日に口座開設を申し込んで、実際の「ご新約日」が2月2日だった場合、定期預金の申し込み期限は4月末までとなります。
なお、定期預金を申し込むには、以下のいずれかのカードが届き、インターネットバンキングへの登録が完了している必要があります。
・イオンカードセレクト
・イオン銀行キャッシュ+デビット
・イオン銀行キャッシュカード
カードの発行には申し込みから3週間程度かかることもあるため、余裕をもって準備を進めましょう。手続きのタイミングが遅れると、高金利の適用を受けられない可能性があるので注意が必要です。
参照:イオン銀行「【新規口座開設特典】定期預金」
今回はイオン銀行の定期預金について解説しました。高金利の定期預金については、申し込みの前に商品概要説明書などをよく確認して申し込むようにするといいでしょう。
文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
最終更新:1/20(火) 21:40