米国上場ビットコインマイナー、12月は世界全体の25%を占める: ジェフリーズ
米国上場のビットコインマイナーが12月に世界全体で占めた割合は25.3%であったと、ジェフリーズは1月9日発表のレポートで述べた。
ジェフリーズはマラ・ホールディングス(MARA)の目標株価を24ドルから20ドルに引き下げる一方、同銘柄のホールド格付けを据え置いた。10日の取引時間中、同社の株価は0.5%上昇し18.43ドルとなった。
12月はビットコインの平均価格が15%上昇し、6.5%上昇したネットワークハッシュレートの上昇を上回ったため、マイニングの収益性が改善したと同レポートは述べている。
ハッシュレートとは、プルーフ・オブ・ワークのブロックチェーン上でマイニングとトランザクション処理に使用される合計計算能力を指し、業界内の競争とマイニングの難易度を示す指標となる。
1日の平均収益はエクサハッシュあたり5万9585ドルで、11月から7.1%増加したと、ジェフリーズは述べた。
米国に上場しているマイニング企業は12月に3602ビットコインをマイニングし、前月は3404ビットコインだったという。ジェフリーズは、マラが890トークンで先月最も多くのビットコインをマイニングし、クリーンスパーク(CleanSpark)が668でそれに続いたと指摘した。
マラのインストール済みハッシュレートは53.2エクサハッシュ/秒(EH/秒)で、このセクターで最大を維持した。クリーンスパークのハッシュレートは39.1EH/sで、2番目に大きかったと、同レポートは付け加えた。
|翻訳・編集:山口晶子|画像:Shutterstock|原文:U.S.-Listed Bitcoin Miners Accounted for 25% of Global Network in December: Jefferies
CoinDesk Japan
関連ニュース
- 新たなマイニング大手が誕生──4億ドル投じて異分野から参入の中国企業
- ビットコインマイニングの採算性は12月に2カ月連続で上昇:JPモルガン
- 小さな漁村を暖める、北極圏の小さなビットコインマイニング施設
- マイニング事業者はマイクロストラテジーと同じビットコイン蓄積戦略を採用している
最終更新:1/11(土) 9:30