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円買いの動き再燃、早期マイナス金利解除観測根強く ドル円一時146.50割れ=ロンドン為替概況

3/11 20:10 配信

みんかぶ(FX)

円買いの動き再燃、早期マイナス金利解除観測根強く ドル円一時146.50割れ=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、円買いの動きが再燃している。東京市場でドル円は146.54近辺まで下落したあと、147円付近に買い戻されていた。ロンドン時間に入ると再び円買い圧力が掛かっている。この日は日本株が大幅安となったが、日銀はETF購入を見送ったことが判明している。従来は前場でTOPIXが2%超安となると、日銀がETF購入を実施することが例外なく実施されていた。市場では来週の日銀決定会合に向けて変化の兆しを感じ取ったとみられ、円買いが再燃。ドル円は146.49近辺と先週末安値水準に並んだ。クロス円も下押しされており、ユーロ円は160.20台、ポンド円は188.10台へと本日安値を広げている。欧州株や米株先物は軟調に推移している。先週末に米株が半導体主導で下落した影響が残った。また、鉄鉱石先物が大幅安となっており、中国景気に対する不透明感も広がっていた。明日の米消費者物価指数の発表を控えて、きょうは材料難となるなか、調整色が色濃い状況となっている。

 ドル円は146円台後半での取引。東京朝方につけた147.16近辺を高値に、東京午前には146.54近辺まで下落。その後は、147円付近へと買い戻された。ロンドン時間に入ると再び軟調な動きを示しており、安値を146.49近辺と、先週末安値と顔合わせしている。この日は日本株が大幅安となったが、日銀はETF購入を見送っており、来週の日銀決定会合での政策変更への思惑が広がっていた。

 ユーロドルは1.09台前半での取引。東京市場からのレンジは1.0933から1.0953までの20ポイントにとどまっている。安値はロンドン序盤につけたが、売りは続かず。ユーロ円はドル円とともに上下動。ロンドン序盤には安値を160.22近辺に広げている。対ポンドでは、ややユーロ買いが優勢だが、足元ではその動きは落ち着いている。カジミール・スロバキア中銀総裁は、現時点での利下げは時期尚早とし、6月利下げ開始を視野に入れていた。

 ポンドドルは1.28台半ばでの取引・東京朝方の1.2865近辺を高値にじり安となっている。ロンドン序盤には1.2832近辺に安値を広げている。ただ、レンジは30ポイント強にとどまっている。ポンド円はドル円とともに売られている。東京朝方の189.26近辺を高値に売られ、ロンドン序盤には188.15近辺まで安値を広げた。ユーロポンドは0.8505近辺から一時0.8527近辺まで買われたが、足元では上昇一服となっている。この日は主要な英欧経済統計発表は無く、材料難。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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最終更新:3/11(月) 20:10

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