午前:債券サマリー 先物は続落、米債券安波及も日銀オペが下値支える

4/17 11:10 配信

みんかぶ

 17日午前の債券市場で、先物中心限月6月限は続落した。前日の米国市場で、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が討論会において金融引き締め環境の維持を示唆したことで、早期の利下げ観測が後退。米国の長期債相場に下落(金利は上昇)圧力が掛かった流れを引き継いだ。一方、日銀による定例の国債買い入れオペでオファー額が据え置かれたことは、需給面で円債相場を下支えする要因となった。

 日銀はこの日、4本の国債買い入れオペを通告した。対象は「残存期間1年超3年以下」と「同3年超5年以下」、「同5年超10年以下」、「同10年超25年以下」。オファー額の据え置きは市場予想通りとなったが、ドル円相場が1ドル154円台と34年ぶりの円安水準にあり日銀による追加利上げ観測がくすぶるなか、債券需給がタイトとなっている状況での据え置きとあって、通告後に先物は下げ幅を縮小した。

 先物6月限は前営業日比13銭安の144円19銭で午前の取引を終えた。現物債市場で新発10年債利回り(長期金利)は同0.005%高の0.870%に上昇した。

出所:MINKABU PRESS

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最終更新:4/17(水) 11:10

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