(ブルームバーグ): ジェフ・ベゾス氏率いる航空宇宙企業の米ブルーオリジンは19日、有人での宇宙飛行を再開した。民間人6人を乗せて地球の上空60マイル(約97キロメートル)余りを短時間飛行した。
6人の中には、1961年に黒人初の宇宙飛行士候補に選出されたが、米航空宇宙局(NASA)の下で実現しなかったエド・ドワイト氏(元米空軍所属)が含まれる。着陸してクルーカプセルから出てきた同氏は「素晴らしかった」と語った。
打ち上げは同社のウエストテキサス射場から現地時間午前9時35分ごろに行われた。予定より1時間遅れだった。
ブルーオリジンは2022年8月に再利用型ロケット「ニューシェパード」で有人宇宙飛行を成功させた後、翌9月の無人飛行中にエンジントラブルを起こして失敗。23年の大半を原因究明と設計変更に充て、同年12月に無人飛行を成功させた。
原題:Bezos’ Blue Origin Resumes Space Tourism With Latest Launch (1)(抜粋)
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最終更新:5/20(月) 1:11
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