【ニューヨーク時事】16日のニューヨーク株式相場は、最近の上伸を受けた利益確定の売りが優勢となり、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比38.62ドル安の3万9869.38ドルで終了。ただ、米国の景気見通しへの楽観が相場を支え、一時、史上初めて4万ドルの大台に乗せた。
15日発表の4月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ減速を示す内容だった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げへの期待が高まったことから、同日のダウ平均は上伸し、4万ドルに迫った。16日もこの流れを引き継ぎ、取引前半に節目の4万ドル台に到達。インフレ抑制と成長実現が両立する景気の「軟着陸」見通しが強まったことで、買いが入った。朝方に好決算を発表した小売り大手ウォルマートに買いが膨らんだことも、相場を支えた。
時事通信
最終更新:5/17(金) 6:26
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