ヤマトHD、銀座の本社ビルなど固定資産を譲渡 業績を上方修正
Shinichi Uchida
[東京 21日 ロイター] - ヤマトホールディングスは21日、バランスシートの管理を強化するため、東京都中央区のヤマト本社ビルなど同社やヤマト運輸が都内に保有する固定資産を3月28日に譲渡すると発表した。譲渡後にビルを賃借する契約で、売却益約242億円は2025年3月期連結決算で特別利益に計上する予定。
銀座にある本社ビルの譲渡先は明治安田生命保険で、譲渡益は約112億円。譲渡後も20年間使用を継続することを見込んでいる。
ヤマトHDは、25年3月期の純利益予想を360億円(従来180億円、前期実績376億円)に上方修正した。純利益は当初320億円を見込んだものの、コスト増加などで中間決算時には50億円に下方修正。第3・四半期決算時には有価証券売却益の計上などを踏まえて180億円に引き上げていた。
ロイター
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最終更新:3/21(金) 18:26