東京市場サマリー(8日)

5/8 19:10 配信

時事通信

 【東京株式】大幅反落=米ハイテク株安を嫌気
 プライム市場は、米ハイテク株安を嫌気して半導体関連株が軒並み売られた。日経平均株価の終値は前日比632円73銭安の3万8202円37銭と大幅に反落した。東証株価指数(TOPIX)は39.79ポイント安の2706.43。68%の銘柄が値下がりし、値上がりは28%。出来高は16億9499万株、売買代金は4兆6972億円。
 【東京外為】ドル、155円台前半=FRB高官のタカ派発言で大幅高
 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、FRB高官のタカ派的な発言などを受けて、1ドル=155円台前半に大幅上昇した。午後5時現在は、155円32~33銭と前日(午後5時、154円11~12銭)比1円21銭の大幅ドル高・円安。ユーロは対円で上昇、対ドルは下落。午後5時現在は、1ユーロ=166円77~79銭(前日午後5時、165円88~89銭)、対ドルでは1.0738~0738ドル(同1.0764~0764ドル)。
 【東京債券】先物、軟化
 債券先物は午後に入り値を消す展開となり、軟化した。長期国債先物の中心限月2024年6月物は前日比12銭安の144円56銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債374回債は0.005%上昇の0.875%となっている。
 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、0.077%
 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均が0.077%(前営業日確報値0.077%)、最高レートは0.078%(0.078%)、最低レートは0.060%(0.060%)だった。
 【東京原油】5営業日続落=安寄り後はもみ合い
 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は5営業日続落。中心限月10月きり(6番ぎり)の清算値は前日比140円安の7万6110円。日中立ち会いは、7日のニューヨーク原油(WTI)先物相場が中東情勢の緩和や供給懸念の後退を背景に軟化したため、安寄りした。その後、為替相場の円安・ドル高を眺めて切り返したが、取引中のWTIが下げ幅を広げたことから、結局、日中始値付近で終了した。
 【JPX金】NY高眺め5日ぶり反発
 大阪取引所の金先物相場は5営業日ぶりに反発。中心限月2025年4月先ぎりの清算値は前日比42円高の1万1581円。日中立ち会いは、朝方のニューヨーク金先物相場と為替市場に強弱観が交錯し決め手を欠いた中、小幅まちまちで寄り付いた。その後、プラス圏に切り返したNY金を眺めて買いが勢いづき、中盤以降は全般にじり高で推移した。
 【経済統計】
◆N-BOXが首位=1万4947台―4月の車名別新車(軽含む)販売ランキング
 【要人発言】
◆植田日銀総裁:為替変動が物価に影響を及ぼしやすくなっている
◆鈴木財務相:介入原資が制約になるとは認識していない=過度な変動への対応で
 【ニュースから】
◆トヨタの24年3月期、純利益最高4.9兆円=初の営業益5兆円
◆総合商社、5社が減益=資源価格下落で―24年3月期
◆札幌延伸、30年度末は困難=北海道新幹線、国交省に報告―鉄道・運輸機構
◆損保大手、火災保険料引き上げ=10月に10%、災害激甚化で
◆認知症、50年に586万人=今秋策定の政府計画に対策―研究班推計(了)

時事通信

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最終更新:5/8(水) 19:26

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