【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク外国為替市場では、年度末に向け市場参加者が持ち高調整を進める中で、円相場は1ドル=151円台前半に弱含んだ。午後5時現在は151円33~43銭と、前日同時刻(151円27~37銭)比06銭の円安・ドル高。
翌日からイースター休暇を控えて薄商いとなる一方、期末のポジション整理に伴う売買がみられ、相場は方向感に欠ける展開となった。この日発表された米経済指標は景気や雇用の強さを示す内容で米長期金利は底堅く推移したが、為替への影響は限定的だった。
市場では翌日発表される米個人消費支出(PCE)物価指数が注視されている。商いが薄い状況で強い数値が出れば、「円相場は1ドル=152円台を突破する可能性が考えられる」(邦銀)との指摘が聞かれた。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0785~0795ドル(前日午後5時は1.0823~0833ドル)、対円では同163円21銭~31銭(同163円69~79銭)と、48銭の円高・ユーロ安。(了)
時事通信
最終更新:3/29(金) 7:25
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