本土大引け:続落、マイナス圏でもみ合い 利益確定売りが重荷

4/3 16:44 配信

トレーダーズ・ウェブ

 3日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.18%安の3069.30ポイントだった。深セン成分指数は0.44%安の9544.77ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9179億3900万元だった。

 上海総合指数は総じてマイナス圏でもみ合った。指数が約2週間ぶりの高値圏で推移しているとあって、翌日から始まる清明節連休を前に、利益確定売りが重荷となった。もっとも、中国の景況感の改善を受けて国内の景気不安が和らぐなか、下値は限られた。中国メディアの財新が午前中に発表した2024年3月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)は52.7で、前月から0.2ポイント上昇した。

 セクター別では、ゲームが全面安。前日に高かった風力発電設備が反落。文化・メディア、インターネットサービス、コンピューター設備なども安い。半面、貴金属と石炭が全面高となったほか、宝飾品、非鉄金属などが買われた。

 A株市場では、テック株の用友網絡科技(600588)、富士康工業互聯網(601138)、曙光信息産業(603019)、ゲーム関連の巨人網絡集団(002558)、奥飛娯楽(002292)が大幅安。電器部品メーカーの浙江三花智能控制(002050)、油圧シリンダーメーカーの江蘇恒立液圧(601100)、不動産デベロッパーの万科企業(000002)なども下げがきつい。半面、非鉄金属の中国アルミ(601600)、紫金鉱業集団(601899)、石油メジャーのペトロチャイナ(601857)、光学フィルムメーカーの浙江水晶光電科技(002273)、豚肉関連の新希望六和(000876)などが買いを集めた。

 上海B株指数は0.31%高の257.10ポイント、深センB株指数は0.13%高の1096.62ポイントだった。

トレーダーズ・ウェブ

関連ニュース

最終更新:4/3(水) 16:44

トレーダーズ・ウェブ

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング