G7財務相、世界貿易の分断リスク議論へ 米の対中関税発動受け

5/15 2:13 配信

ロイター

[ローマ 14日 ロイター] - イタリアのジョルジェッティ経済財務相は14日、米国が中国に課した「非常に厳しい」関税を受け、イタリアで来週開催される主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議では世界貿易が分断されるリスクについて議論されると述べた。

インタビューで、同会議でのもう一つの議題は、ロシアによるウクライナ侵攻後に押収された凍結中のロシア資産の活用方法になると指摘。資産を戦争中のウクライナへの直接的な資金提供に用いるという米国の提案は「かなり深刻な法的影響」を及ぼし、引き続き明確にする必要があるとした。

ジョルジェッティ氏は、同会議では「中国に対して非常に厳しい措置を講じるという米政府の最近の動きとともに、世界貿易の分断について考えることになる」と言及。「われわれが知っている世界は終わりを迎えつつある。地政学的緊張を反映した貿易戦争が進行中だ」とし、欧州は依然として、変化するシナリオの中で自らの役割を切り開く必要があると語った。

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最終更新:5/15(水) 2:13

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