(ブルームバーグ): 23日の債券相場は上昇が予想されている。米国の長期金利が小幅に下げる中、円債先物が夜間取引で堅調に推移した流れを引き継ぐ。同日行われる2年国債入札は無難に消化されるとの観測も相場を支える。
SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは、海外金利がやや低下しており、相場は堅調にスタートと予想。ただ、円安進行を受けて週末の日本銀行の金融政策決定会合でタカ派的なアクションが意識されていることもあり、上値は重いとみる。2年国債入札は「追加利上げが警戒されている局面だが、金利リスク量の低さから銀行勢の需要が相応に発生する可能性から無難な結果になる」と予想する。
同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.86~0.89%(22日は0.88%で終了)、先物中心限月6月物は144円10銭~144円40銭(同144円22銭)。
先物夜間取引で6月物は22日の日中取引終値比7銭高の144円29銭で終えた。
2年債入札
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最終更新:4/23(火) 7:42
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