【ロンドン時事】週末12日の欧州株式市場はまちまちだった。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比71.78ポイント(0.91%)高の7995.58で引けた。一時8044.81に上昇し、昨年2月以来約1年2カ月ぶりの高値水準を付けた。週間では1.07%高。
ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)は0.13%安(週間では1.35%安)、フランスCAC40種指数は0.16%安(同0.63%安)、ストックス欧州600種指数は0.14%高(同0.257%安)だった。
英株は、商品価格高騰による鉱業株や石油株の上昇に加え、景気後退からの脱却を示す英経済指標を受け、終値として史上最高値に迫る水準に上伸。欧州株は中東情勢の緊張の高まりを受け、欧州中央銀行(ECB)による早期利下げ期待を背景とした堅調な動きが一部相殺され、横ばいとなった。
FTSEの構成銘柄では、産金大手フレスニロが7.61%高と上昇率トップ。資源大手グレンコアが5.10%高、鉱業大手アングロ・アメリカンが3.67%高と上昇した。一方、格安航空大手イージージェットが4.25%安、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は3.81%安だった。
DAXでは、製薬大手サルトリアス(3.07%安)や高級車メーカーのポルシェ(2.52%安)、半導体大手インフィニオン・テクノロジーズ(2.26%安)が売られた半面、電力大手RWE(3.67%高)や防衛大手ラインメタル(1.95%高)と買われた。(了)
時事通信
最終更新:4/13(土) 2:34
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