11日の米国株式市場は、米3月PPI(生産者物価指数)や、前日の米3月CPI(消費者物価指数)を受けたFRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言が注目となる。前日のNYダウは市場予想を上回る米3月CPI(消費者物価指数)を受けて米利下げ後ずれ観測が高まり、リスクオフの売りが優勢となって23年11月9日以来約4カ月ぶりに75日移動平均線を割り込んだ。
今晩のPPIが予想を下回れば買い戻しも期待されるが、PPIが強い内容となったり、PPIの発表後からウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁などFRB高官による発言が市場の米利下げ見送り観測を支持する内容となればリスクオフの動きが加速しそうで、NYダウの調整が長期化する恐れもある。
<主な米経済指標・イベント>
・米3月PPI(生産者物価指数)、米新規失業保険申請件数
・ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁、コリンズ米ボストン連銀総裁が発言
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提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
最終更新:4/11(木) 17:01
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