老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。
今回は、厚生年金に加入しながら特別支給の老齢厚生年金はもらえるのかについてです。
◆Q:今年64歳で特別支給の老齢厚生年金の手続きをしましたが、厚生年金に加入していたらもらえませんか?
「今年64歳で特別支給の老齢厚生年金の手続きをしましたが、特別支給の老齢厚生年金は厚生年金に加入していたらもらえませんか?」(たけじいさん)
◆A:厚生年金に加入していても特別支給の老齢厚生年金はもらえますが、在職老齢年金制度により一部もしくは全額が支給停止されることもあります
厚生年金に加入していても、特別支給の老齢厚生年金はもらえます。
注意点としては、60歳以降、厚生年金に加入しながら、老齢厚生年金(特別支給の老齢厚生年金含む)をもらっている場合、おおよその給与収入(総報酬月額相当額)と基本月額(老齢厚生年金の報酬比例部分)の合計額が一定の金額(支給停止基準額50万円)を超えると、老齢厚生年金(特別支給の老齢厚生年金含む)の一部もしくは全額が支給停止される、在職老齢年金という制度があります。
監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
あるじゃん(All About マネー)
最終更新:5/26(日) 20:30
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