債券上昇か、３年債入札順調で米長期金利低下、10年債入札は無難の声

（ブルームバーグ）： ８日の債券相場は上昇が予想されている。米国市場で３年債入札が堅調な需要を集めたことを受け、長期金利が低下した流れを引き継ぐ。同日行われる日本の10年債入札も無難に消化されるとの声が出ている。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、海外金利低下と10年債入札が無難に消化されそうなことを受けて相場は上昇すると予想する。日本銀行が７日の定例の国債買い入れを据え置いたことで、６月の金融政策決定会合までは減額はなさそうだという見方も追い風になると言う。

同氏の新発10年物国債利回りの予想レンジは0.85～0.87％（７日は0.87％で終了）、先物中心限月６月物は144円70銭～144円90銭（同144円68銭）。

先物夜間取引で６月物は７日の日中取引終値比12銭高の144円80銭で終えた。

10年債入札

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