【ニューヨーク時事】17日午前のニューヨーク外国為替市場では、前日の急速な円安・ドル高地合いが一服し、円相場は1ドル=154円台後半で小動きとなっている。午前9時現在は154円60~70銭と、前日午後5時(154円68~78銭)比08銭の円高・ドル安。
155円台を目前に政府・日銀による介入警戒感が高まる中、米長期金利が落ち着いていることもあり、円相場は海外市場から154円台後半での狭いレンジでの商いが続いている。この日は主要経済指標の発表がなく、この日夕方以降に控えている米連邦準備制度理事会(FRB)高官らの発言が注目されている。
パウエルFRB議長やジェファーソンFRB副議長は前日、インフレの高止まりや堅調な米経済を背景に政策金利を当面の間、現行の水準で据え置くことを示唆。利下げ開始時期が後ずれするとの観測が一段と強まっている。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0630~0640ドル(前日午後5時は1.0614~0624ドル)、対円では同164円40~50銭(同164円16~26銭)と、24銭の円安・ユーロ高。(了)
時事通信
最終更新:4/17(水) 22:35
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