〔NY外為〕円上昇、一時151円台(3日朝)

5/3 22:12 配信

時事通信

 【ニューヨーク時事】週末3日午前のニューヨーク外国為替市場では、米雇用統計で就業者増加の鈍化が示されたことを受けて急速に円買い・ドル売りの流れが強まり、円相場は一時1ドル=151円86銭近辺まで上昇した。午前9時現在は152円20~30銭と、前日午後5時(153円61~71銭)比1円41銭の大幅な円高・ドル安。
 米労働省が3日発表した4月の雇用統計(季節調整済み)では、非農業部門の就業者数は前月比17万5000人増と、市場予想(ロイター通信調べ)の24万3000人を下回った。失業率も3.9%で事前予想(同予想3.8%)より悪化。4月の平均時給伸び率は前年同月比3.9%と、前月の4.1%から鈍化した。いずれも米雇用の減速を示す内容となったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が再燃。米長期金利が大幅低下し、日米金利差の縮小に着目した円買い・ドル売りの流れが急速に高まった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0790~0800ドル(前日午後5時は1.0719~0729ドル)、対円では同164円20~30銭(同164円85~95銭)と、65銭の円高・ユーロ安。(了)

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最終更新:5/3(金) 22:35

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