通天閣が新アトラクション建設へ 今度は地上40メートルジャンプ台からダイブなど

1/30 6:31 配信

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2024年初夏のオープンを予定

 国の登録有形文化財で大阪を代表する観光スポットとして知られる通天閣(大阪市浪速区)を運営する通天閣観光などは29日、地上約40メートルのタワー中間部から垂直に飛び降りるクイックジャンプなどを備えた体験型アトラクション「Dive&Walk(ダイブ&ウォーク)」を建設すると発表した。通天閣では2022年に全長60メートルの滑り台「タワースライダー」を開業し、現在も連日行列ができるほどの人気を博しており、オープンすれば、さらに多くの観光客の注目を集めそうだ。通天閣観光の高井隆光社長は「初夏のオープンを予定しています」と話している。

中間展望台屋上の外周「Walk」 タワー中間部からジャンプする「Dive」

 通天閣観光によると、「Dive&Walk」は地上26メートルの中間展望台屋上の外周にハーネス(命綱)を装着。アスレチック体験を楽しみながら一周するアトラクション「Walk」と、地上約40メートルのタワー中間部のジャンプ台から、約14メートル下の中間展望台へ垂直に飛び降りる「Dive」という2つのアトラクションで構成されるという。

通天閣東側のエレベーター棟の階段をのぼりタワーへ

 また、このアトラクションの利用者は、通天閣の東側にあるエレベーター棟の階段をのぼって、免震型の渡り橋を通りタワー棟へと進む形となっており、高さを感じながらアトラクションを堪能できるとしている。

高井社長「渡り橋は安全に利用できる構造」

 高井社長はこの渡り橋について「エレベーター棟から支持して免震タワーとは縁を切った構造となっており、地震などの災害時でも、安全に利用できる構造となっています」と話す。

工事は今年5月末までを予定

 設計・施工(統括)は竹中工務店。スライダー本体の設計・施行をタンデムが担当。両社は2022年5月、通天閣にオープンした全長60メートルの滑り台体験型アトラクション「TOWER SLIDER(タワースライダー)」も担当している。

 工事はすでに昨年から始まっており、30日現在でアトラクションの工事はほぼ完了。全体工期は5月末までを予定している。

 高井社長は「事前体験会をへて、初夏の本オープンを予定しています」と話している。

新世界の飲食店関係者「お客さんが増えるのは大歓迎」

 新たなアトラクションの誕生の発表に30日朝、通天閣がある地元の新世界を訪ねると飲食店関係者らからは期待の声があがる。

 飲食店に勤務する30代男性は「いつも通天閣を見ていますけど、なにか作っているのは見えていたのでちょっと気になっていましたがジャンプ台ですか。長い滑り台にダイブってけっこう攻めてますね。こちらもお客さんが増えてくれるのは大歓迎なので楽しみにしています」と話していた。

 また、別の50代の飲食店関係者は「やっぱりここ何年かは新型コロナウイルスの影響で新世界へ来る観光客の数が減っていて、去年やっと観光とかのお客さんが戻ってきてくれました。通天閣が元気であれば僕らも元気になれるので、新しいアトラクションも楽しみにしている。僕もやってみたいわ」と笑顔で話していた。

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最終更新:1/30(火) 12:55

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