世界の信用環境、24年の見通し悪化 デフォルト増加を警戒

4/12 12:41 配信

ロイター

Matt Tracy

[11日 ロイター] - 国際信用ポートフォリオマネジャー協会(IACPM)が11日公表した調査によると、大手金融機関の運用担当者は世界の信用環境について悲観的な見通しを示した。

調査は30カ国余りの金融機関135社超の運用担当者を対象に実施。今後数カ月に社債のデフォルト(債務不履行)が増えるとの回答が前回よりも増えた。

全体の51%が北米で社債デフォルトが増えると予想。欧州については57%がデフォルト増加を見込んだ。

回答者の一部は、米国の低所得者層の家計に対するストレスが増大していると指摘。ただ、企業財務に比べると増大ペースは緩いという。

北米でデフォルトを見込む向きが増えたにもかかわらず、同地域が年内にリセッション(景気後退)に陥るとの予想は全体の25%にとどまった。

回答者の37%が欧州が今年リセッションに入ると予想。19%はすでにリセッション入りしたと回答した。

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最終更新:4/12(金) 12:41

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