ネットで「年2億以上稼ぐ人」だけが知る“鉄則” 商品紹介ページに入れるべき「7つの要素」
在宅仕事で年に2億円以上稼ぐというと「そんなうまい話はない」と思う方も多いかもしれません。その好例が、たった一人でメーカーとしてモノづくりをし、商品をオンラインショップで販売する仕事「ひとりメーカー」を生業にしているマツイシンジさん。オンラインショップでの売り上げは年2億円以上にのぼります。
相手の顔が見えないオンラインショップでの販売を成功させるには、独自のコツやポイントがあるのです。本稿ではマツイシンジさんの著書『「ひとりメーカー」の教科書』から、オンラインショップでの商品紹介のポイントを一部引用・再編集してご紹介します。
■商品がみるみる売れる「7つの要素」
「モノを売るためにどんなページをつくればよいのか」をひとことでいえば、ユーザーに「商品を購入することで得られる幸せ、うれしい気持ち」をイメージさせるページといえるでしょう。
商品のかっこよさがわかる画像を何十枚も載せるより、これすごいでしょ! と、細かなスペックを延々記載するより、「これを買ったら、楽しそう、美味しそう、気持ちよさそう」など、お客様の身に起こることをイメージさせることがずっと大切なのです。
オンラインショップを開設するとき、または、ネットショップのページづくりでは、この考え方を基本に商品画像やテキストを用意しましょう。
私がオンラインショップで商品販売ページをつくるときは、「幸せを感じるための要素」を7つに分類し、できるだけそのすべてをページ内に入れ込むことを意識しています。
ここでは、その7つの要素をお伝えするので、よかったら参考にしてください。
■幸せを伝えるために大事なこと
要素1「喚起」
「気になる!」「なんだこれ!」「これが欲しかった!」と、見た人に思わせる驚きや新鮮さ、ニーズを掘り起こすような画像やメッセージ。
この要素はできるだけページの最初のほうに持ってくることが多いです。驚きがあるページには目がとまりやすいですし、そのあとの商品紹介を読み込んでもらうことにも、つながります。
要素2「結果」
この商品を買ったユーザーにどんないいことが起きるか、その結果を具体的に示します。
ここで伝えたいのは、あくまでユーザーのベネフィット(美味しい、家事がラクになる、楽しい、便利など)。商品自体のメリット(とっても甘い、持ち手が長くて持ちやすいなど)や優れた機能ではなく、その先にあるユーザーにとって「よいこと」を、「機能面」「感情面」で伝えます。
要素3「証拠」
科学的根拠(検査結果)、客観的根拠(統計データ·実験データ·アンケート)、認証(ISO等)、商品使用時のデモ動画、他社との比較がこの「証拠」にあたります。商品の信頼性を高めるための大事な情報です。
要素4「信頼・権威」
ここは、少しイレギュラーなのですが、過去に販売したものの第二弾であれば、第一弾の実績を借り「累計販売数1万個のあの商品の第二弾!」等の言葉で記載できます。また、著名人や医師・専門家等からのお墨付きがもらえるようであれば、推薦文をもらうのも一つの手。ユーザーに「買っても損しないかも」「安心して買えそう」と思ってもらうための要素です。
要素5「共鳴」
モニターの声や導入事例、使用シーンの紹介など。実際に使った人がどうなったか・どう思ったかは、商品を買うか判断するときの重要な基準です。「もっと早く使いたかった!」「こんな悩みが解消されました」等、使用者のポジティブな変化を打ち出すことで、商品とお客様との距離を縮めます。
要素6「ストーリー」
「商品にかけた想い」「商品が生まれるまでのストーリー」も、ページ内に入れ込みましょう。開発秘話、この商品にかける思い、なぜこの商品が必要だと思ったのかなど、ユーザーの感情に訴えかける内容があると、他の商品との明確な差別化になりますし、その商品にしかない魅力が生まれます。
要素7「クロージング」
この要素は最後のダメ押し的に入れることが多いのですが、「今買う理由」を明記して、購入の後押しをします。「ちょっとこの商品いいかな」と思っている、そんな方に向けて「今なら1年間の保証つき」など期間限定オファーなどを提案することで、購入を後押しします。
一例として、最近私がつくった商品 「鬼万能パン」のページの一部を紹介します。
見ていただいてわかるように、すべての要素を言葉で入れ込んでいるわけではありません。今はスマホでの情報収集が主流なので、言葉を読んで情報を集めるというよりは、画像などを見て気になるところがあったら、読み込むというように、「画像や動画などを見て」情報を集める方が多いと思います。
なので、要素によっては画像だけで伝えるものもあります。
■商品のウリはできるだけ早めに伝える
商品のウリはできるだけ早めに(ページ上部に)出すことをおすすめします。
ものによっては、ウリが何個もある商品もあるでしょう。そういう場合は、最もユーザーに喜ばれそうなウリ、優先順位の高いウリをページの上部に出してくださいね。ユーザーの関心が高い状況で、どれだけいい情報を伝えられるかがキモです。
視覚で訴えるのが大事とお伝えしましたが、文字情報をおろそかにしていいわけではありません。
対象ユーザーに検索されやすい(してもらいたい)ワードをいくつか絞り、商品タイトルに入れましょう。商品タイトルにこだわることで、検索機能を使って買いたい商品を探している方にもきちんと見てもらえるようになります。
東洋経済オンライン
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最終更新:3/14(金) 13:32