新興市場展望:米国金利上昇で買いにくさ台頭
グロース市場が上値の重い展開となってきた。米国金利上昇の影響を受け、じわりとグロース系銘柄を買いにくい雰囲気が台頭してきているようだ。
10月末以降、グロース市場は一部主力銘柄の上昇に連動して復調の動きとなってきており、決算発表シーズンも売り込まれたAI(人工知能)関連などが好調に推移している。米大統領選後は全般相場の上昇に伴う投資マインドの改善に恩恵を受けてきたが、米国金利の上昇が顕著化していく中で買いにくさが強まってきている。
<直近IPOが気を吐く>
物色面では、Sapeet <269A> (グロース)(情報通信)を軸とした直近IPO(新規上場)銘柄への物色意欲が高まっている。15日はSchoo <264A> (グロース)(サービス)が人気化。プライム銘柄ではインターメスティック <262A> (プライム)(小売)が高値追いとなっており、物流コンサルのアスア <246A> なども反騰の動きが期待できそうだ。
グロース銘柄が手掛けにくい地合いでも直近IPO銘柄は別世界。独自の展開が期待できそうだ。週末には3週間ぶりのIPOとしてガーデン<274A>(スタンダード)(小売)が登場する予定だ。(小泉健太)
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:11/15(金) 17:41