グーグルが社内チームを統合、AI製品開発の迅速化目指す

4/19 12:35 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): アルファベットのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は、グーグル社内のチーム体制の変更を発表し、再編によって人工知能(AI)製品およびサービスの開発をより迅速に進め、効率性を高めることが可能になると説明した。

同氏は、従業員宛ての文書および18日に掲載したブログで、AI関連の3チームをAIの旗艦部門となるグーグル・ディープマインドの下に統括することを明らかにした。

AIモデル「ジェミニ」と「ジェマ」の開発加速に向けて、グーグル・リサーチとグーグル・ディープマインドにまたがるテクノロジー開発に従事する社員を一つのチームにまとめる。これによって、AIシステムの学習や構築に必要な高コストのコンピューティングパワーも1部門に集約される。事業全体に複数あるリスポンシブルAIチームもディープマインドの傘下に置かれる。

ピチャイ氏はまた、プラットフォーム部門とデバイス部門を統合する新チームの設置も明らかにした。アンドロイドやクロームなどの製品開発を含むハードウエアやソフトウエア、AIチームの業務をまとめる。また、韓国のサムスン電子との提携で最近発表したAIツール「サークル・トゥ・サーチ」などデバイス搭載のAI機能やコンピュテーショナル・フォトグラフィーに携わる従業員も同チームに所属する。

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原題:Google Consolidates Teams With Aim to Create AI Products Faster(抜粋)

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最終更新:4/19(金) 12:35

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