Ubicomが25年3月期の第3四半期累計決算を発表、売上高・利益とも過去最高を更新
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Ubicomホールディングス <3937> は6日、2025年3月期の第3四半期累計(24年4-12月)決算を発表した。
連結売上高は47億4100万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は9億9700万円(同29.0%増)、経常利益は9億9100万円(同38.3%増)、純利益は6億9400万円(同50.6%増)だった。売上高、営業利益、経常利益、純利益がそろって、第3四半期累計としては過去最高を更新した。
医療経営支援ソリューションのメディカル事業では、「Mighty」シリーズのパッケージ販売におけるストックの拡大、「MightyChecker」シリーズの旧製品から新製品への切替によるユーザー単価アップにより、売上高、営業利益とも過去最高となった。営業利益率は65.3%で、前年同期比4.3ポイント上昇した。24年4月から働き方改革関連法が医師にも適用されたことを背景に、医療機関におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)が加速し、それが同社製品の販売増につながっている。
また、「保険ナレッジプラットフォーム」が本格導入期に入り、4社が実装を完了し、現在、大手生命保険会社を含めた3社と商談中。同事業はストック型ビジネスのため、収益が今後も順調に積み上がっていく見通しだ。さらに、同社初の大手医療人材派遣企業との取り組みとして、遠隔サービスプラットフォームを開始した。
一方、24年5月1日付で組織改革を実施し、従来のグローバル事業はテクノロジーコンサルティング事業に名称を変更した。現在、大手企業、大手SIerが調達先を見直し、オフショア開発の委託先を他国からフィリピンへスイッチングしており、同社の顧客も増加機運にある。11月にはAPAMANグループ(東京都千代田区)関連のプロジェクトを開始しており、下期(24年10月-25年3月)には回収期に入っているもよう。
通期業績予想は売上高67億円(前期比12.7%増)、営業利益15億円(同39.9%増)、経常利益15億1800万円(同62.2%増)、純利益10億円(同90.1%増)を据え置いた。期末一括配当予想は40円(安定配当25円、記念配当15円)で、前期(普通配当13円)と比較して約3倍の大幅な増配となる。また、中期的に配当性向50%以上を目指し、26年3月期から「安定配当」と「業績連動型配当」を組み合わせた新たな配当方針を導入する予定。
提供:ウエルスアドバイザー社
ウエルスアドバイザー
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最終更新:2/6(木) 17:18