(ブルームバーグ): トランプ前米統領の下で財務長官を務めたスティーブン・ムニューシン氏は、共和党の大統領候補指名をほぼ確実にしたトランプ氏がホワイトハウスに返り咲いた場合、再び同氏に仕えることを検討すると述べた。
ムニューシン氏は7日にCNBCとのインタビューで、「私は最近トランプ氏に会い、経済や幾つかの戦略問題について多くの意見を伝えた」と明かし、「この先、大統領から電話があれば、もちろんその電話を受けて検討しなければならない。だが、今の私の焦点は現在のビジネスを発展させることだ」と述べた。
同氏はインタビューで、自身が率いるプライベート・エクイティ(PE、未公開株)投資会社リバティ・ストラテジック・キャピタルが主導するニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)への10億ドル(約1480億円)超の出資について話した。
11月の大統領選の民主・共和両党の候補選びで、予備選・党員集会が全米各州で集中的に行われた5日の「スーパーチューズデー」では、トランプ氏がほぼ全ての州で勝利し、共和党の残るライバルだったヘイリー元国連大使は撤退を表明。トランプ氏は事実上の共和党候補者となった。
ムニューシン氏は2017年から21年までトランプ政権で財務長官を務め、退任後にリバティ・ストラテジックを設立した。
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原題:Mnuchin Would Consider Serving Trump Again If He Wins (1)(抜粋)
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最終更新:3/8(金) 7:31
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