3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.87%安の27049.70ポイントだった。中国企業指数は1.03%安の9624.37ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で779億2000万HKドル。
ハンセン指数は下げて寄り付き、次第に下げ幅を広げる展開。前日に上抜けていた心理的節目の27000ポイントは守ったものの、前場の安値圏で引けた。前日終値は2021年7月23日以来約4年2カ月ぶり高値だっただけに、いったん利益を確定する売りが幅広いセクターで優勢だった。中国本土は国慶節(10月1日)連休とあって政策などの新たな材料に乏しく、商いはやや低調。上海・深セン市場は休場のため、相互取引制度(ストックコネクト)を通じた本土投資家による香港株取引は実施されていない。
個別では、前日買われた自動車株のBYD(01211)、理想汽車(02015)、吉利汽車(00175)がそろって下落。ショート動画プラットフォームの快手科技(01024)、BYD子会社のBYDエレクトロニック(00285)も安い。不動産株の華潤万象生活(01209)、龍湖集団(00960)は続落した。半面、発電大手の華潤電力控股(00836)、不動産投資信託のLink REIT(00823)、インフラ事業の長江インフラ(01038)、石炭大手の中国神華能源(01088)が買われた。
村山
最終更新:10/3(金) 13:19