前場コメント No.8 郵船、味の素、楽天G、第一生命、サイバエージ、キューブ
★9:53 日本郵船-急落 USMXとILAが北米東岸港湾スト回避で合意 コンテナ運賃上昇の期待はく落
日本郵船<9101>が急落。海運会社や港湾荷役会社で組織する米国海運連合(USMX)は8日(米国時間)、北米東岸諸港の労働組合で構成される国際港湾労働者協会(ILA)と、スト回避で合意したと発表した。
新たに6年間の両者間における基本契約に関して合意したことで、1月15日からのストライキは回避されるとしている。
ストライキが実施された場合、コンテナ運賃の上昇につながるとの期待から海運各社は足もと買われる場面があったが、スト回避によりきょうは売りが優勢となっている。商船三井<9104>、川崎汽船<9107>も安い。
★9:56 味の素ー東海東京が投資判断を引き上げ 調味料・食品とヘルスケア等の増益モメンタム継続を期待
味の素<2802>が大幅反発。東海東京インテリジェンス・ラボでは、調味料・食品とヘルスケア等の増益モメンタム継続を期待。投資判断は「Neutral」→「Outperform」に引き上げ、目標株価は5770円→7790円に引き上げた。
東海東京では、25/3期通期予想として、売上高1兆5499億円、前年比7.7%増、事業利益1673億円、同13.3%増として、会社通期計画(売上高1兆5325億円、前年比6.5%増、事業利益1600億円、同8.3%増)に対して売上高、事業利益ともに超過を見込む。特に事業利益では、2Q累計実績でみられたように、調味料・食品及びヘルスケア等の寄与が継続する見通しとした。調味料・食品及びヘルスケア等の事業増益の寄与を評価して、現状の厳しい環境の中でもマネジメント自体も臨機応変に施策展開を実行して、その実績が奏功しているものと評価している。
★10:07 楽天G-SMBC日興が投資評価引き上げ 相対的魅力が高まった
楽天グループ<4755>がもみ合い。SMBC日興証券では、相対的魅力が高まったと判断。投資評価を「2(中立)」→「1(アウトパフォーム)」に引き上げ、目標株価は1100円を据え置いた。
SMBC日興では、セクター内相対評価が上位になったとし、投資評価を引き上げた。モバイルの最悪期を抜け業績が順調に回復中であり、さらなる株価上昇には、楽天モバイルの収益改善の強まりが必要とみている。モバイルの最需要期である春での獲得ペース拡大が見られるか、ARPU(1ユーザーあたりの平均収益)の上昇が強まるかがポイントとしている。
★10:07 第一生命HD-続落 インドにIT拠点開設 DX・データ活用を加速=日経
第一生命ホールディングス<8750>が続落。日本経済新聞電子版は9日9時21分、2025年前半に、ITの開発やDXに関する研究拠点をインドに開設すると報じた。
記事によると、インドで専門人材を採用し、700人程度の人員を確保する予定だという。新拠点でITシステムの開発を進めた上で、日本の顧客情報の管理や業務効率の向上などに生かすとしている。
なお、株価への好影響は限定的となっている。
★10:08 サイバーエージェント-大和が目標株価を引き上げ 全社的な成長フェーズが継続する予想
サイバーエージェント<4751>が続伸。大和証券では、全社的な成長フェーズが継続する予想。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は1100円→1250円に引き上げた。
大和では、25年9月期売上高を前期比5.2%増収の8450億円、営業利益を同9.9%増益の460億円と予想。主要3セグメントとも一過性の反動減要因を除き増収増益を見込んでいる。市況面を見ると、インターネット広告市場はリオープニング一巡(24年序盤)以降、緩やかな改善が継続中。更に、米国景気に対する先行き不透明感の後退機運もあり、広告出稿意欲の回復を期待できるという。大和では主要3セグメントの増収・増益基調は26年9月期及び27年9月期も続くと見込んでいる。
★10:09 キューブ-急騰 12月度の既存店売上高9.7%増 全店は22.0%増
キューブ<7112>が急騰。同社は8日、12月度の既存店(EC+実店舗)売上高は前年同月比9.7%増だったと発表した。全店は同22.0%増だった。
12月は、気温の低下に伴いアウターなどの冬物商品の販売が進み、今年度に拡張リニューアルオープンしたGINZA SIX店と大丸心斎橋店が引き続き売り上げをけん引、加えて各地で出店したPOPUP STOREが売り上げの拡大に寄与したとしている。
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最終更新:1/9(木) 11:31