東京市場サマリー(19日)

4/19 19:30 配信

時事通信

 【東京株式】大幅下落=半導体下げ、中東情勢嫌気
 日経平均株価の終値は前日比1011円35銭安の3万7068円35銭と大幅に下落した。プライム市場は、台湾の半導体受託生産大手が市場成長見通しを引き下げたことで半導体株が売られ、イスラエルによるイラン報復攻撃を嫌気し一段と値を下げた。一時2月9日以来約2カ月ぶりに3万7000円台を割った。東証株価指数(TOPIX)は51.13ポイント安の2626.32。94%の銘柄が値下がりし、5%が値上がりした。出来高は21億6875万株、売買代金は5兆4658億円。
 【東京外為】ドル、154円台半ば=リスク回避一巡後は持ち直し
 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、中東情勢の緊迫化を受けたリスク回避のドル売り・円買いが一巡した後は買い戻され、1ドル=154円台半ばに持ち直している。午前中はイスラエルがイランにミサイルを発射したとの報道で、一時153円60銭台に急落したが、午後は戻り歩調となった。午後5時現在は、154円47~48銭と前日(午後5時、154円26~27銭)比21銭のドル高・円安。ユーロは終盤、対円、対ドルで堅調。午後5時現在は、1ユーロ=164円59~60銭(前日午後5時、164円76~77銭)、対ドルでは1.0655~0655ドル(同1.0680~0680ドル)。
 【東京債券】先物、急反発=現物も軒並み買われる
 債券先物は急反発。長期国債先物の中心限月2024年6月物は前日比26銭高の144円67銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債374回債の利回りは0.030%低下の0.835%となっている。
 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、0.077%
 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均が0.077%(前営業日確報値0.077%)、最高レートは0.078%(0.078%)、最低レートは0.050%(0.055%)だった。
 【東京原油】ドバイ原油、反発=中東での紛争拡大懸念映す
 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は反発。中心限月2024年9月きり(6番ぎり)の清算値は、前日比960円高の8万0460円。日中立ち会いは、小安く寄り付いた。しかしその後は、中東での紛争拡大懸念を背景にニューヨーク原油(WTI)先物相場が急伸したことから地合いを強め、約定価格を大きく切り上げた。
 【JPX金】中東情勢緊迫化で反発=一時192円高、最高値更新
 大阪取引所の金先物相場は反発。中心限月2025年2月先ぎりの清算値は、前日比46円高の1万1837円。日中立ち会いは、前日のニューヨーク金先物相場が中東情勢の緊迫化を背景に上昇した流れを受け継ぎ、買いが先行した。その後はイスラエルによるイランへのミサイル攻撃を材料に急騰し、先ぎりは一時192円高の1万1983円と最高値を更新した。しかし中盤以降は利益確定の動きが強まり、大きく上げ幅を削った。
 【経済統計】
◆23年度消費者物価、2.8%上昇=生鮮除く食料48年ぶり伸び―総務省
 【要人発言】
◆林官房長官=「物価高から国民守る」
 【ニュースから】
◆少子化関連法案、衆院通過=支援金徴収や児童手当拡充
◆イスラエル、イランへ報復攻撃=爆発音3回、ドローンか―核施設に被害なし(了)

時事通信

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最終更新:4/19(金) 20:26

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