前場コメント No.10　アドベンチャ、日本ラッド、メルコ、ＣＬＨＤ、近畿車、リーガル

★10:28　 アドベンチャー－ストップ高買い気配　今期営業益48％減～31％減見込むも自社株買いを好感
　アドベンチャー<6030>がストップ高買い気配。同社は13日、従来未定としていた24.6期通期の連結営業利益予想を15.0億円～20.0億円（前期比48.3％減～31.0％減）にすると発表した。

　旅工房<6548>が実施する第三者割当増資の引き受けによる影響を見積ることが困難なことから、これまでは未定としていた。現時点で入手可能な情報や予測などに基づき、見通しを開示した。利益については、M&Aや海外子会社設立などによる一時的なコストが発生していることから減益を見込む。

　24.6期3Q累計（7-3月）の連結営業利益は16.3億円（前年同期比33.7％減）だった。

　なお、株価は同時に発表した自社株買いが好感されている。

★10:28　 アドベンチャー－ストップ高買い気配　80万株・25億円を上限に自社株買い　割合10.63％
　アドベンチャー<6030>がストップ高買い気配。同社は13日、80万株・25億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年5月14日～8月30日。上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合10.63％となる。

★10:45　 日本ラッド－急落　今期営業益44％減見込む　前期は3.1倍
　日本ラッド<4736>が急落。同社は13日、25.3期通期の営業利益予想を1.5億円（前期比43.7％減）に、年間配当予想を10円（前期は10円）にすると発表した。

　24.3期通期の営業利益は2.7億円（前の期比3.1倍）だった。既存顧客の外部リソース調達を含む既存大型顧客からの増員要望や開発案件増加、ロイヤリティ収入の増加などが寄与した。

　併せて、25.3期～27.3期を対象とする中期経営計画を策定したことも発表した。最終年度の経営目標として、売上高42.1億円、営業利益2億9500万円をめざす。構造転換の土台構築、戦略領域の明確化と人的投資、プロダクトアセット拡充に取り組むとしている。

★10:47　 メルコＨＤ－大幅高　今期営業益2.2倍見込む　前期は計画上振れ
　メルコホールディングス<6676>が大幅高。同社は13日、25.3期通期の連結営業利益予想を58.0億円（前期比2.2倍）に、年間配当予想を120円（前期は120円）にすると発表した。

　なお、同社は食品事業のシマダヤに関して、2024年10月1日付でスピンオフ上場を計画しているが、上記予想はシマダヤの業績を含んだものとなっている。スピンオフが実施された場合には、シマダヤは10月1日以降、同社の連結対象外となる。その場合の営業利益は52億円を見込んでいる。

　24.3期通期の連結営業利益は26.0億円（前の期比42.5％減）だった。会社計画の19.0億円から上振れて着地した。4QのIT関連事業において、法人市場で商品の安定供給に努めた結果、シェアが維持・拡大したことなどが寄与した。


★10:48　 メルコＨＤ－大幅高　200万株・80億円を上限に自社株買い　割合は11.97％
　メルコホールディングス<6676>が大幅高。同社は13日、200万株・80億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年5月日14～2025年5月13日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は11.97％となる。

　なお取得方法は、東京証券取引所の自己株式立会外買付取引（ToSTNeT-3）および立会市場における取引による買付けによるとしている。

★10:49　 ＣＬＨＤ－いちよしがフェアバリューを引き上げ　コラボカフェの好調を確認
　ＣＬホールディングス<4286>が急反発。いちよし経済研究所では、コラボカフェの好調を確認、24.12期の営業利益見通しを引き上げた。レーティングは「A」を継続、フェアバリューは1700円→2000円に引き上げた。

　いちよしでは、24.12期以降の営業利益見通しを前回予想に対して引き上げた。コラボカフェ（物販）をはじめとするエクス・テインメントサービスが順調に拡大していると指摘。単に食事やサービスを提供するのでなく、「体験価値」によって、ファンが増加しているという。長期常設型テーマカフェの店舗が増加している点も注目。最近の「推し活」、インバウンドの増加などもあり、国内外のIPを活用したコラボカフェは好調に推移するとみている。

★10:50　 近畿車両－大幅安　今期営業益98％減　前期は3.5倍
　近畿車両<7122>が大幅安。同社は13日、25.3期通期の連結営業利益予想を1.0億円（前期比97.7％減）だと発表した。

　製造に取り掛かっている案件のうち、完成し売り上げに至る車両がまだ少ないため、減益を見込むとしている。

　24.3期通期の連結営業利益は43.1億円（前の期比3.5倍）だった。鉄道車両関連事業が好調だった。

★10:50　 リーガルコーポ－大幅高　今期営業益74％増見込む　前期は77％増
　リーガルコーポレーション<7938>が大幅高。同社は13日、25.3期通期の連結営業利益予想を9.0億円（前期比73.6％増）に、年間配当予想を110円（前期は68円）にすると発表した。

　取扱いブランド、展開アイテム数の適正化を行い、商品ごとの完成度を高めるとともに在庫効率の改善により、収益性の向上を図るとしている。

　24.3期通期の連結営業利益は5.2億円（前の期比76.5％増）だった。

　一部商品の価格改定を行うとともに、展開アイテムの適正化および在庫効率改善施策を実施したことにより、値引額や滞留在庫品は減少し、売上総利益額が増加したことなどが寄与した。