〔東京外為〕ドル、155円台半ば=米金利上昇背景に強含み(25日正午)

4/25 12:08 配信

時事通信

 25日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、1ドル=155円台半ばで強含みに推移している。正午現在は、155円43~43銭と前日(午後5時、154円90~90銭)比53銭のドル高・円安。
 前日のニューヨーク市場は、米長期金利の上昇を背景に、日米の金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが進行し、1990年6月以来約34年ぶりに155円台に上昇した。
 こうした海外市場の流れを引き継ぎ、この日の東京時間は155円20銭台でスタートした。節目となる155円台を突破し「上昇バイアスがかかってる」(大手銀行)との見方があり、155円40銭前後まで買われている。
 政府・日銀による為替介入は警戒されるが、過去に介入があった2022年秋に比べ、原油価格や輸入物価が落ち着いている状況。市場関係者からは「すぐに介入が行われる可能性は低い」(資産運用会社)との指摘も出ていた。
 午後は、日本時間の今夜予定される1~3月期の米GDPのほか、日銀政策決定会合の発表を明日に控え、「様子見が続く」(同)とみられる。
 ユーロは朝方に比べ対円で上昇。対ドルで小動き。正午現在、1ユーロ=166円43~43銭(前日午後5時、165円55~56銭)、対ドルでは1.0707~0707ドル(同1.0688~0688ドル)。(了)

時事通信

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最終更新:4/25(木) 12:34

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