基調物価が2%へ上昇していくか「予断持たずに点検」=米関税で日銀総裁

4/18 12:35 配信

ロイター

Takahiko Wada

[東京 18日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は18日、衆院財務金融委員会で、基調的な物価上昇率が2%に向けて高まっていくとの見通しが実現していくか「予断を持たず点検していく」と述べた。米国の関税政策の影響を含め、内外の経済・物価情勢や市場動向を丁寧に確認し、適切に政策を判断していきたいと改めて話した。

高井崇志委員(れ新)の質問に答えた。

植田総裁は、賃金上昇も背景に基調的な物価上昇率は「徐々に高まってきている」と指摘。基調的な物価上昇率が2%に向けて高まっていくとの見通しが実現していけば「それに応じて政策金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整していく」と説明した。

為替相場については「経済・金融のファンダメンタルズに沿って安定的に推移することが重要だ」と話した。

ロイター

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最終更新:4/18(金) 12:35

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