香港大引け: 4日ぶり小反落、方向感欠く 米雇用統計を控え様子見
4日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.02%安の19742.46ポイントだった。中国企業指数は0.18%高の7085.00ポイント。メインボードの売買代金は概算で1311億9000万HKドル。
ハンセン指数は前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く展開。前日終値は11月13日以来およそ3週間ぶりの高値だっただけに利益確定売りが重荷となった。6日に発表される米雇用統計を見極めたい投資家は積極的な売買を手控えたもよう。ただ、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が来年1月に予定していた自主減産の縮小を延期するとの見方から、原油相場上昇の思惑買いが入って相場を下支えした。セクター別では、エネルギーが高かった一方、医療・ヘルスケア、一般消費財、不動産・建設が売られた。
ハンセン指数構成銘柄では、香港地場株の長江インフラ(01038)、新世界発展(00017)、恒隆地産(00101)の下げが目立った。ニット衣料大手の申洲国際集団(02313)は大幅に反落。中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)も売られた。半面、石油株のペトロチャイナ(00857)、CNOOC(00883)、シノペック(00386)、石炭株の中国神華能源(01088)がそろって反発した。アルミメーカーの中国宏橋(01378)、オンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)も買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.32%安の4404.04ポイントと4営業日ぶりに反落。動画プラットフォームのビリビリ(09626)と快手科技(01024)、オンライン読書サービスの閲文集団(00772)が売られた。一方、電気自動車の蔚来集団(09866)と小鵬汽車(09868)、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)が高い。
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最終更新:12/4(水) 18:00