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アジア株は下落 台湾で過去25年で最大規模の地震、TSMC一部半導体製造を停止 エヌビディアやアップルへの影響を懸念

4/3 14:20 配信

みんかぶ(FX)

アジア株は下落 台湾で過去25年で最大規模の地震、TSMC一部半導体製造を停止 エヌビディアやアップルへの影響を懸念

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数   16792.75(-138.77 -0.82%)
中国上海総合指数  3067.46(-7.50 -0.24%)
台湾加権指数     20378.00(-88.57 -0.43%)
韓国総合株価指数  2721.11(-32.05 -1.16%)
豪ASX200指数    7785.40(-102.47 -1.30%)
インドSENSEX30種  73885.56(-18.35 -0.02%)

アジア株は総じて下落、前日の米株安や台湾地震が懸念されている。

最近の堅調な米経済統計を受け米利下げ開始時期が後ずれするとの懸念が高まっている。特に香港株にとってはネガティブな材料だ。香港は米ドルとのペッグ制を採用していることから金融政策を米国に連動させている。そのためFRBが利下げ開始の時期を遅らせれば香港の基準金利引き下げも遅れることになる。

台湾で日本時間9時頃にマグニチュード7.7の地震が発生した。専門家は過去25年間で最大規模の地震だと指摘。地震を受け半導体大手のTSMCは一部半導体製造を停止、台湾第2の半導体メーカーの聯華電子も一部工場の稼働を停止した。TSMCは半導体受託生産世界最大手であり主要顧客には米エヌビディアやアップル、クアルコム、AMDなどを抱える。

香港株は0.82%安。レノボや美団、テンセントホールディングス、ネットイース、JDドットコム、アリババ、バイドゥなどハイテク関連が総じて下落している。
シャオミは3.0%安と反落。ただ、売り一巡後は買い戻される可能性がある。同社初となる電気自動車(EV)の「SU7」シリーズの販売を開始したことを受け、きのうは大幅高となり22年1月以来の高値をつけた。日本円で約450万円で米テスラよりも60万円近く安い。販売開始早々注文が殺到し、先行予約は10万台を超えた。米テスラの納車台数が市場予想を大きく下回ったこともシャオミにとってはポジティブか。

台湾株は0.43%安、地震を受け一時0.9%近く下落する場面もあった。半導体や金融、不動産、資本財関連が総じて下落している一方、原油や金など商品価格の上昇が材料視されており、エネルギーと素材関連は軒並み上昇している。TSMCは1.1%安。

韓国市場ではLGディスプレイやSKハイニックス、LG電子、サムスン電子などハイテク関連が総じて下落している。米テスラの納車台数が市場予想を大きく下回ったことを受け、サムスンSDIなどEV関連も下落している。

豪州株は1.30%安。きのう史上最高値を更新したことから米株安をきっかけに調整売りに押されている。ハイテクや不動産、消費者サービス、医療品など幅広い銘柄が下落している。エネルギー関連の一角は上昇している。

みんかぶ(FX)

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最終更新:4/3(水) 14:20

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