本土大引け:3日ぶり反発、終盤に一段高 「DeepSeek」テーマ株に買い
6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに反発。終値は前日比1.27%高の3270.66ポイントだった。深セン成分指数は2.26%高の10393.63ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆5353億6100万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくして切り返すと、上げ幅を拡大した。中国発の大規模言語モデル「DeepSeek(ディープシーク)」が世界的に注目され、中国のインターネット・プラットフォーム企業が相次いで同モデルの提供を開始するなか、「DeepSeek」テーマ株に買いが集まり、地合いの改善につながった。指数は上昇率が1%を超える水準で伸び悩む場面もあったが、終盤に一段高となり、この日の高値圏で引けた。
セクター別では、電機が全面高。半導体、コンシューマーエレクトロニクス、ゲーム、自動車部品なども高い。半面、貴金属、銀行の一角が軟調だった。
A株市場では、インテリジェント化戦略発表会を10日に開催する自動車・電池メーカーのBYD(002594)や、自動車部品メーカーの恵州市徳賽西威汽車電子(002920)がストップ高。北方華創科技集団(002371)、浙江三花智能控制(002050)、啓明星辰信息技術集団(002439)、欧菲光集団(002456)、歌爾(002241)などテック株の上昇が目立ったほか、油圧シリンダーメーカー大手の江蘇恒立液圧(601100)、ゲーム関連の巨人網絡集団(002558)なども買われた。半面、アルミメーカーの中国アルミ(601600)、豚肉大手の河南双匯投資発展(000895)、建材メーカーの北新集団建材(000786)、石炭化学工業会社の寧夏宝豊能源集団(600989)などが売られた。
上海B株指数は1.08%高の265.73ポイント、深センB株指数は0.92%高の1203.71ポイント。
トレーダーズ・ウェブ
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最終更新:2/6(木) 16:47