前場コメント No.2　ＮＡＮＯ、ハイデ日高、楽天Ｇ、西松屋チェ、フジ、ナルミヤ

★9:04　 ＮＡＮＯ　ＭＲＮＡ－売り気配　論文に関するリリースの一部表現に対しコメント
　ＮＡＮＯ　ＭＲＮＡ<4571>が売り気配。同社は3日、同日公開された論文に関するプレスリリースの中に、「mRNA ワクチンは脂質ナノ粒子（LNP）などの殻でくるまれて投与されているが、そのLNPが副次的有害事象を発生させている可能性が高い。」とする表現は、LNPの生物学な性質について誤解を招く可能性があるとコメントした。

　上記の表現は、コロナ禍に先行して開発されたワクチン接種でみられた副次的作用の原因のひとつの可能性を述べたものだという。この副次的作用は、同時に接種されたmRNAおよびそのmRNAから発現したウイルスタンパク質などによる複合的な作用と考えている。
　
　なお、LNPは脂質ナノ粒子の総称であり、脂質の組み合わせによりさまざまな生物活性を示すものが知られており、現在も安全性を含めて改善されているとした。

★9:05　 ハイデイ日高－もみ合い　3月度の既存店売上高13％増
　ハイデイ日高<7611>がもみ合い。同社は3日、3月度の既存店売上高は速報値で前年同月比13.3％増だったと発表した。全店は同16.4％増となった。

★9:05　 楽天Ｇ－続伸　ドル債、発行額3000億円規模に決定と伝わる
　楽天グループ<4755>が続伸。ブルームバーグは4日、同社が3日の海外市場でドル建て社債の発行条件を決めたと報じた。

　記事によれば、事情に詳しい関係者の話として、投資家の需要が強かったことから、発行額は20億ドル（約3030億円）と当初検討した12億5000万ドルから増額したという。利率は9.75％。利回りは9.875％となり、当初想定された10％程度から低下したようだ。今回債の調達資金は、年内およびその後に満期を迎える社債の償還や買い戻しに充てる予定としている。

★9:06　 西松屋チェーン－4日ぶり反発　今期営業益14％増見込む　前期は9％増
　西松屋チェーン<7545>が4日ぶり反発。同社は3日、25.2期通期の営業利益予想を136億円（前期比14.0％増）に、年間配当予想を29円（前期は29円）にすると発表した。

　首都圏などの人口集中地域への出店を加速するとともに、不採算店舗の退店などによる収益性の改善や、品ぞろえの拡充を図りながら全国各地に積極出店し、顧客の利便性向上と地域の寡占化に努める。ほか、インターネット販売、PB商品開発やIT活用によるローコスト運営にも注力するとしている。

　24.2期通期の営業利益は119億円（前年同期比9.1％増）だった。インターネット販売において、十分な商品在庫の確保と品ぞろえの拡大などにより自社で運営する「西松屋公式オンラインストア」の売上が大きく伸長した。

　併せて24.2期通期の期末配当予想を13円から15円（23.3期末は13円）に上方修正すると発表した。

★9:06　 西松屋チェーン－4日ぶり反発　15.4万株・3億円を上限に自社株買い　割合は0.26％
　西松屋チェーン<7545>が4日ぶり反発。同社は3日、15万4000株・3億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年4月5日～4月18日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.26％となる。

★9:06　 フジ－3日ぶり大幅反発　前期営業益を上方修正　粗利益額増加など寄与
　フジ<8278>が3日ぶり大幅反発。同社は3日、24.2期通期の連結営業利益予想を従来の115億円から152億円（前期比34.3％増）に上方修正すると発表した。

　顧客の生活防衛意識に対応した商品の提供や多様なニーズに合わせた付加価値の訴求により、食料品の販売が好調に推移し売上高が伸長したほか、商品・在庫管理を徹底しロス削減などの取り組みを通じ、粗利益額が増加したことを踏まえた。

★9:07　 ナルミヤ－買い気配　新中計を策定　27.2期の営業利益30億円めざす
　ナルミヤ・インターナショナル<9275>が買い気配。同社は3日、25.2期から27.2期までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。

　既存事業の強化と新規事業開発に取り組む。数値目標として、27.2期の営業利益30億円（24.2期は21億円）、配当性向は35.0％（24.2期は33.2％）をめざすとしている。

★9:07　 ナルミヤ－買い気配　今期営業益12％増見込む　前期は24％増
　ナルミヤ・インターナショナル<9275>が買い気配。同社は3日、25.2期通期の営業利益予想を23.5億円（前期比11.6％増）に、年間配当予想を53円（前期は41円）にすると発表した。同日策定した新中計に基づいて取り組み、増収増益を見込む。

　24.2期通期の営業利益は21.1億円（前年同期比23.5％増）だった。