FRBは「良い仕事せず」=パウエル議長をまた批判―トランプ氏
【ワシントン時事】トランプ米大統領は就任100日目となる29日、中西部ミシガン州で演説し、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を念頭に「FRBの人間は良い仕事をしていない」と批判した。景気の底上げを目指す上で、利下げに慎重なパウエル氏に改めて不満をぶつけた。
FRBは来週、金融政策を協議する連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。トランプ政権の高関税政策が物価と雇用に及ぼす影響を見極めるため、3会合連続で金利を据え置くとの見方が市場では大勢を占めている。
トランプ氏は「インフレ(率)は基本的に下がっている」と強調。米長期金利が低下しているものの、FRBは政策金利を据え置いているため、「良い仕事をしていない」と決め付けた。
一方で、「FRBには非常に感じよく、敬意を持って振る舞いたい」とも主張。「FRBを批判するつもりはない」と公言した。
時事通信
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最終更新:4/30(水) 10:26