【新NISAで1000万円達成を目指す】積立額別の必要年数をシミュレーション!月3万円と月10万円、どのくらい違う?驚きの結果をチェック

12/5 14:15 配信

LIMO

2024年に始まった新NISA制度は、投資未経験者の背中を押す大きなきっかけとなっています。

このような流れの中で、投資を始めるにあたって「まずは1000万円」という目標を掲げる人も多いのではないでしょうか。しかし、その目標を達成するために、月々いくら積み立てれば、何年後に到達できるのか、具体的にイメージできているでしょうか? 

特に投資初心者の中には、将来を見据えて投資の計画をすることが、なかなか難しいと感じられる人も多くいます。

さらに12月は、ボーナスや年末調整で家計を見直す絶好のタイミングです。余裕資金をどう活用するか、来年に向けて投資計画を立てる人も増えています。こうした時期だからこそ、積立額や運用期間をしっかりシミュレーションしておくことが重要です。

そこで今回は、新NISAで1000万円を達成するための積立シミュレーションを2パターンでご紹介した上で、その結果を踏まえて、自分のライフプランに合った投資額を決めるためのヒントを解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

1000万円達成の投資シミュレーション

まず、1000万円を達成するまでに必要な期間を、利回りを固定して2パターンの積立額でシミュレーションしていきます。

●パターン1~月額3万円・利回り5%の場合~ 
【シミュレーション結果】

 ・投資元本:648万円
 ・運用後資産額:1036万円
 ・運用利益:388万円
 ・必要年数:18年
●パターン2~月額10万円・利回り5%の場合~ 
【シミュレーション結果】

 ・投資元本:840万円
 ・運用後資産額:999万円
 ・運用利益:159万円
 ・必要年数:8年 ※7年終了時に999万円のため、8年目に1000万円達成

積立月額の違いによる比較

シミュレーション結果から「利回り5%で1000万円を達成」するためには、月額3万円の積立では18年間、月額10万円の積立では8年間の期間が必要であることがわかりました。ここからは、シミュレーション結果の比較によってわかる積立投資のポイントを解説していきます。

●投資金額と期間
まず最も明らかなポイントとしては「達成までに必要な積立期間」です。

月額3万円の投資では18年かかるものが、月額10万円だと8年で1000万円に到達するため、期間として約2.25倍の違いがあります。資金に余裕があり、できるだけ早く1000万円を到達したい場合には、このように月額投資を高く設定することが有効な手段となります。

●利益率の違い
次のポイントは、2つの投資結果における利益率の違いです。パターン1では、18年と長期的な投資期間が必要になるため、投資総額に対する運用利益が388万円となり、利益率は約60%です。長期的に投資を行ったことで、複利の力が働き、利益率が高くなります。

一方でパターン2の場合、月額投資額が高いことで投資期間が8年と短くなるため、投資総額に対する利益額は159万円、利益率は約19%と、パターン1の3分の1以下です。これは、投資期間が短いため、パターン1と比較して複利効果が十分に発揮されておらず、資産の成長力が限定的な結果となっています。

少ないお金をコツコツと育てて大きな利益を出していきたい場合には、パターン1のように、長期的に目標金額達成を目指す投資が適しています。

●元本額の違い
前述したように「利益率が異なる」ということは、すなわち同じ1000万円を達成するために必要な元手額が異なることを表しています。

パターン1では、648万円の元本で1036万円達成しており、最終資産が元手の1.6倍になっています。一方でパターン2では、840万円の元本に対して999万円達成の資産となっており、1.19倍という結果です。

パターン2では、短期間で1000万円という高い目標を達成することができますが、それはあくまでも月々の出費を多く捻出した結果であり、複利効果を活かしてお金を大きく育てることができているのは、パターン1の方なのです。

月額3万円と10万円、どちらを選ぶべきか

それでは、投資を始めるにあたって、月額はいくらにするのがよいのでしょうか。ここからは、適切な投資額の考え方をお伝えしていきます。

●短期間で目標達成したいなら多額の投資が必要
「子供の教育資金として10年後に1000万円を用意したい」「30代のうちに家を購入する頭金として1000万円を作りたい」など、比較的短い期間で明確な目標がある場合は、月々の投資額を大きくすることで、目標達成までのスピードが速くなります。

収入に余裕がある時期や、独身期間中など、家計から大きな金額を積立に回せるタイミングであれば、集中的に投資をして資産形成を進められます。

ただし、月々の負担が大きいため、急な出費や収入減があった場合に継続が難しくなる危険性もあります。また、投資期間が短い分、相場が下落した際に価格が回復するのを待つ時間的余裕が少なく、タイミングによっては損失を抱えてしまいかねないというリスクもあります。

●少額投資でも長期間続ければ複利効果で効率的に資産形成可能
「老後資金のために、無理のない範囲でコツコツ準備したい」というように、時間をかけてじっくり資産を育てたい場合は、少額での長期投資が向いています。

少額長期投資の最大の武器は「複利」の力です。複利とは、投資で得た利益が再び投資され、その利益がさらに新しい利益を生む仕組みのことで、まるで雪だるまが転がりながら大きくなっていくように、期間が長ければ長いほど、資産が加速度的に増えていきます。

さらに、長期的に定額の投資をすることで、価格変動リスクを減らして比較的安全に投資を行うことが可能です。目標達成までに時間があり、ゆっくりと確実にお金を育てたい場合には、少額で長期的な投資を選択するのがよいでしょう。

●継続できる「投資額」を見つけよう
最も重要なのは、自分が継続できる投資額を選ぶことです。月額10万円の投資は、資産形成のスピードは速いものの、家計に大きな負担となる可能性があります。予期せぬ出費や収入減少があった場合、積立を維持できなくなるだけでなく、せっかく積み立てた資産を取り崩さなければならなくなるリスクもあります。

一方で、月額3万円など金額を抑えていれば、家計への負担が少なく、長期にわたって安定して続けられる可能性が高まります。

最終的には、目標とする達成時期・リスク許容度・継続可能な金額を選ぶことが、適切な投資を選択するポイントになります。最初は少額からスタートし、収入増加に応じて投資額を増やしていく段階的アプローチも賢明な選択肢といえるでしょう。

おわりに

投資の世界では、「どれだけ投資するか」と同様に「どれだけ続けられるか」が重要な要素です。新NISA制度を活用した1000万円の資産形成は、月3万円でも月10万円でも可能ですが、その道のりは大きく異なります。

少額でも18年続ければ複利の力で効率的に資産が育ち、多額なら8年で達成できる一方で家計への負担も増します。最も大切なのは、自分のライフプランと照らし合わせ、無理なく継続できる投資計画を立てること。

まずはあなたにとっての「最適投資額」を見つけることが、資産形成の第一歩となります。

参考資料

 ・金融庁「つみたてシミュレーター」
 ・金融庁「資産形成の基本」

斎藤 彩菜

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最終更新:12/5(金) 14:15

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