• トップ
  • ニュース
  • FX
  • 米ドル/円は160円の壁に迫ってきたが、ダウ理論を知っていれば、158.24円の上を逆指値注文で買えていた! 乗り遅れたからと無理するのは超危険。冷静に根拠ある取引を

米ドル/円は160円の壁に迫ってきたが、ダウ理論を知っていれば、158.24円の上を逆指値注文で買えていた! 乗り遅れたからと無理するのは超危険。冷静に根拠ある取引を

6/25 20:56 配信

ザイFX!

米ドル/円は節目の壁である160円に迫ってきた。すぐ上には、4月29日に当局が介入した高値160.20円がある
 米ドル/円は160円に迫ってきました。

 前回の当コラムで、158円から160円付近の動きに注目とお伝えしましたが、昨日、6月24日(月)は159.91円まで上昇しており、160円は目前です。

 米ドル/円の160円はキリ番、節目の壁であり、すぐ上には4月29日(月)に当局が介入した高値160.20円があります。

米ドル/円は160.40円を抜けると、100円以上円安になる可能性があるが、どうなるかわからない。トレーダーがやるべきことは? 
 この160円付近は、今年(2024年)、当局が2年ぶりに介入するほど重要な壁です。

 その理由はチャートを見るとわかります。

 160.20円の上には、1990年高値160.40円があります。

 6月4日(火)掲載の当コラムでご説明しましたが、160.40円を上抜けると、年足チャートは1985年高値263.50円まで上値抵抗がありません。

 100円以上も円安になる可能性があるということは、円の暴落リスクでもあり、当局が介入せざるをえなかったのは、このあたりにも理由があると思われます。

 160円付近が大きな相場の壁であることは明らかですが、ここを上抜けて170円、180円方向に動くのか、しばらく160円付近で上値が抑えられるのかは、誰にもわかりません。

 相場は買い手が多ければ上昇しますし、売り手が多ければ下がります。

 だから、私たちトレーダーは、上がるなら買いポジションを持てばいいし、下がるなら、これまでの買いポジションを利確するか、売りポジションを持つことになります。

 これだけです。

ダウ理論を知っている人なら、米ドル/円の上値を抑えていた158.24円の上に買い逆指値注文を置いていたはず
 前回の当コラムでは、6月14日(金)の日銀金融政策発表後に、米ドル/円がこれまでの日足レンジ上限だった5月1日(水)高値157.96円を上抜けて、158.24円まで上昇し、その後は6月14日(金)の値幅内(156.78~158.24円)の動きが続いていたことをご案内しました。

 6月14日(金)高値158.24円が上値を抑えていたわけです。

 ここから上昇するのか、下落するのかわからない状況ですが、ダウ理論を知っている人なら、158.24円の上に買い逆指値注文を置いていたはずです。

 その後、6月20日(木)に158.24円を上抜け、昨日高値159.91円に至るまで、150pips以上も上昇しています。

 つまり、買い手が多くなり、高値が更新されて上昇しているわけです。

 また、6月20日(木)に6月14日(金)高値を上抜けるまでの数日をローソク足だけを見ると、はらみ線になっています。

 6月14日(金)の値幅内の動きが続いていたわけですから、この値幅をどちらに抜けるか、つまり買い手が優勢になるか、売り手が優勢になるかで今後の動きが決まってくるわけです。

 すると、ローソク足だけを見ていたとしても、6月20日(木)にはらみ線を上抜けたので上昇して、昨日には159.91円まで上昇ていることになります。

米ドル/円の上昇に乗り遅れたからといって、無理に取り返そうと考えるのがとても危険! 
 ダウ理論のとおり、これまでの日足レンジ上限だった5月1日(水)高値157.96円の上や、6月14日(金)高値158.24円の上に買い逆指値を置いていた人は、相場を見ていなくても買いポジションができて、現在までに150pips程度の利益が乗っているはずです。

 ただ、直近は160円が目前となり、利確決済した人もいるでしょうし、そもそもこの上昇に乗り遅れた人もいたでしょう。

 また、6月14日(金)から6月20日(木)の動かない場面で、しびれを切らして決済してしまった人もいると思います。

 こうした時に大事なのは、無理に取り返そうとか、儲けそこなったと考えないことです。

 こうした欲望や悔しさなどの感情が、個人投資家にはとても危険だと思っています。

 こんなときだからこそ、できるだけ冷静に、値動きの仕組みに従った取引を心がけることが大事だと思っています。

 前回のコラムでも、難しいと思うなら無理に取引せず見送ってもいいと書いたのは、こうした感情による取引を抑えることにもなります。

【※関連記事はこちら!】
⇒米ドル/円は158.24円に日足レンジ上限が切り替わり、160.20円の週足レンジ上限を超えられるかに注目!  ただ、時間軸を下げたほうがリスクが低く、様子見でもいい(6月18日、田向宏行)

米ドル/円の1時間足レンジを使った買いポジションが損切りにかからなかったのは、チャートから導いたポイントだったから
 そこで、昨日のメルマガ配信では1時間足レンジを使った戦略をご紹介しました。

 158.90~159.20円ぐらいの範囲に買い指値注文を置き、その損切り逆指値注文は158.65円の下に置く、というものです。

田向宏行のダウ理論で勝つ副業FX! 
2024年6月24日(月)11:48の配信メールより一部抜粋
USDJPY 160円の壁
また、既に利確して160円に接近しているのでもう一度買いを持ちたいと考えている人は、リスクを抑えるため1時間足のレンジ下限付近で買い参入を考えてもいいと思います。
具体的には、159.20~158.90ぐらいに指値買い注文を置き、その損切りは158.84の下か158.65の下に置くことになります。

 この戦略は、昨夜一時的に下げた場面でポジションができ、現在までのところ損切りにもかからず利益が乗っています。

 この下落は想定したものではなく、もちろん偶然ですが、損切りにかからなかったのは、チャートから導いた損切りポイントだったからだと思います。

ダウ理論の基本を理解して取引に活用するには、応用力が必要。だからこそ、オンライン交流会で個別相談や意見交換している
 ただ、拙著をお読みの方からすると、この戦略は厳密には1時間足ダウ理論に従っていないのではないか、と疑問を持たれる方もいると思います。

 確かにそのとおりで、損切り逆指値注文は1時間足レンジ下限の158.84円の下ではなく、158.65円の下に置いて、損切りを広くしています。

 158.84円から158.65円までわずかではあるものの、損切りを広くしたために、買いポジションは串刺しにならずに利益になっています。

 ここでお伝えしたいのは、ダウ理論は基本であり、大切ですが、それを理解して取引に活用するには応用力が必要で、ここが相場の難しいところでもあります。

 こうしたことがあるので、月に数回のオンライン交流会を開いて、個別の相談や意見交換をしています。

 米ドル/円は160円の壁付近で、大きな分岐点となる可能性があります。

 こうした大きな分岐点に遭遇する機会は、そんなに頻繁にあるものではありません。

 だからこそ、チャートや値動きを身をもって学ぶ良い機会だと思います。

ザイFX!

関連ニュース

最終更新:6/25(火) 20:56

ザイFX!

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング