フォード、第2四半期利益が予想上回る ハイブリッド車販売増が寄与

4/25 6:21 配信

ロイター

[24日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターが24日発表した第1・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。商用車部門が好調だったほか、ハイブリッド車の販売増が寄与した。

調整後の1株当たり利益は0.49ドル。前年同期の0.63ドルから減少したものの、LSEGのまとめたアナリスト予想の0.40ドルを上回った。

通年の利払い・税引き前利益(EBIT)については、100億─120億ドルとする見通しの上限に達する見込みとした。米株式市場引け後の取引で株価は3%超上昇した。

ソフトウエアおよび電気自動車(EV)部門は13億ドルの営業損失を計上した。同部門の通年税引前損失は50億─55億ドルに達すると予想している。

ジム・ファーリー最高経営責任者(CEO)はEVが「フォードだけでなく、業界全体にとって大きな足かせ」と指摘。

このため、同社はバッテリー駆動車への移行で短期的にハイブリッド車を最優先事項としている。今年はハイブリッド車販売を40%増やし、数年後には4倍に拡大することを目指す。

ファーリーCEOは、顧客の需要に応えるため野心的なEV計画の幾つかを見直したと説明した。

同社は今月、カナダで計画していたEVのローンチを延期し、米テネシー州で生産する次世代EVピックアップトラックの出荷も2026年まで遅らせると明らかにした。

同社幹部は、採算が取れるようになるまで次世代EVをローンチしない方針を示している。

ロイター

関連ニュース

最終更新:4/25(木) 8:34

ロイター

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング