日銀が国債購入減額=量的縮小、視野に―長期金利、半年ぶり高水準

5/13 19:00 配信

時事通信

 日銀は13日の公開市場操作(オペレーション)で、国債の買い入れ額を減らした。減額は3月のマイナス金利政策解除後、初めて。大規模金融緩和策の下で進めてきた国債買い入れを順次減らし、保有残高を縮小していく「量的引き締め」が視野に入ってきた。減額を受け、長期金利はおよそ半年ぶりの水準に上昇した。
 市場では、日銀が3月以降も月間6兆円程度の国債買い入れペースを続けてきたことで、金融正常化に慎重との見方が広がり、円安が進む一因とされていた。
 今回、減額対象となったのは、償還までの期間が「5年超から10年以下」の国債。購入額は4250億円と、前回から500億円減少した。日銀は、毎月4回の国債買い入れを実施している。今回の購入ペースが維持されれば、月間で2000億円、年間では2兆4000億円の減額となる。 

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最終更新:5/13(月) 19:26

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