前場コメント No.4　住友電、坪田ラボ、大ガス、東洋電機、伊勢化、ＰＯＰＥＲ

★9:09　 住友電気工業－反発　海外上場有価証券の一部売却　投資有価証券売却益630億円見込む
　住友電気工業<5802>が反発。同社は7日、子会社が保有する海外上場有価証券の一部を売却したことに伴い、投資有価証券売却益が発生すると発表した。

　約630億円を24.3期通期業績において特別利益に計上する見込み。業績予想には一部織り込み済みだが、修正が必要となった場合は速やかに知らせるとしている。

★9:09　 坪田ラボ－買い気配　通期営業益を上方修正　ロート製薬との知的財産権実施許諾契約が寄与
　坪田ラボ<4890>が買い気配。同社は7日、24.3期の連結営業損益予想を従来の11.3億円の赤字から6.8億円の赤字（前期は1.7億円の黒字）に上方修正すると発表した。
　
　同日開催した臨時取締役会において、同社が保有する点眼薬に関する知的財産権および研究開発成果に関し、ロート製薬<4527>と知的財産権実施許諾契約を締結することを決議したという。同契約の締結に伴い、24.3月期4Qにおいて契約一時金として4億5000万円（税別）の売上高を計上することを踏まえた。

★9:10　 大阪ガス－大幅に3日続伸　677万株の自己株を消却　割合は1.6％
　大阪ガス<9532>が大幅に3日続伸。同社は7日、676万7900株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は3月25日。消却前の発行済株式総数に対する割合は1.6％となる。

★9:10　 大阪ガス－大幅に3日続伸　期末配当予想を増額　7.5円増配へ　来期の株主還元も強化
　大阪ガス<9532>が大幅に3日続伸。同社は7日、24.3期の期末配当予想を従来の32.5円から40円（前年同期は30円）に引き上げると発表した。年間配当予想は72.5円（前期は65円）となる。

　また、同日公表の中期経営計画2026において、累進配当を基本に据えながら、業績、今後の経営計画などを踏まえ、株主資本配当率3.0％を目指す株主還元方針を公表した。これに基づき、25.3期の配当予想については、中間・期末それぞれで47.5円、年間配当予想は95円をめざすとしている。
　

★9:13　 東洋電機－急騰　9万株・7369万円を上限に自社株買い　割合は2.01％
　東洋電機<6655>が急騰。同社は7日、8万7000株・7368万9000円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。2024年3月7日の終値（最終特別気配を含む）847円で、2024年3月8日午前8時45分の名古屋証券取引所の自己株式立会外買付取引（Ｎ－ＮＥＴ３）による買付けの委託を行う。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.01％となる。

★9:23　 伊勢化学工業－急騰　曲がる太陽電池を優遇　経産省、電力買い取り額上乗せ＝日経
　伊勢化学工業<4107>が急騰。8日付の日本経済新聞朝刊は、経済産業省が再生可能エネルギーの電力を高く買う固定価格買い取り制度（FIT）で、軽くて曲がる次世代の太陽光発電装置「ペロブスカイト型」を優遇すると報じた。

　記事によれば、2025年度にも同型による発電をFITに加え、通常の太陽光発電より高く買い取るという。新技術への民間投資を促し、日本の再生エネの拡大につなげるとしている。同社はペロブスカイト太陽電池の原材料となるヨウ素の大手メーカーであることから、今後の需要拡大に期待した買いが入っている。
　
　同じくヨウ素メーカーのＫ＆Ｏエナジーグループ<1663>、ペロブスカイト材料の固定・封止技術をもつフジプレアム<4237>、定款変更でペロブスカイト太陽電池の設計などを追加すると発表した倉元製作所<5216>なども高い。

★9:23　 ＰＯＰＥＲ－急騰　受験学習指導など手がけるティエラコムと業務提携
　ＰＯＰＥＲ<5134>が急騰。同社は7日、受験学習指導などを手がけるティエラコム（兵庫県神戸市）と業務提携すると発表した。

　また、5月1日を効力発生予定日として、ティエラコムの事業のうち、学習塾経営支援システムとして提供する「BIT CAMPUS」に関する事業を同社が会社分割の方法により承継する。提携を通じて、同社の学習塾向けコミュニケーションアプリ「Comiru」の導入教育機関に対してティエラコムの学習塾経営のノウハウを提供するほか、「BIT CAMPUS」を承継することで顧客基盤の拡大およびシェア向上を図るとしている。