話題株ピックアップ【夕刊】(3):SBIリーシ、TORICO、メンバーズ

3/8 15:19 配信

株探ニュース

■SBIリーシ <5834>  3,705円  +700 円 (+23.3%) ストップ高   本日終値
 SBIリーシングサービス<5834>がストップ高。7日の取引終了後、24年3月期の連結業績と配当予想の上方修正を発表。これをポジティブ視した買いが集まったようだ。今期の売上高予想は398億円から531億円(前期比34.2%増)、経常利益予想は40億円から48億円(同35.9%増)に引き上げた。年間配当予想は70円増額し100円(前期比90円増配)に見直した。JOL(日本型オペレーティングリース)商品について、投資家の堅調な需要を背景に販売額が想定を上回った。あわせて同社はJOL商品として、同社子会社を業務執行組合員、投資家を組合員とする任意組合に対し、保有する販売用航空機を売却すると発表。売却予定額は約59億円で、24年3月期の売上高予想の11%程度となる見込みとしている。

■TORICO <7138>  1,250円  +227 円 (+22.2%) 一時ストップ高   本日終値
 TORICO<7138>が一時ストップ高に買われた。この日、「Dr.スランプ」や「ドラゴンボール」の作者である国民的漫画家の鳥山明氏が死去したことが明らかとなった。国内メディアが大きく取り上げており、鳥山氏の死去を悼む声が相次いでいる。一方、株式市場では、爆発的なヒットとなった鳥山氏の作品に対する社会的な関心が改めて高まり、作品の購入需要が増加するとの思惑から、ECサイト「漫画全巻ドットコム」を運営するTORICOが買われたようだ。電子書籍取次のメディアドゥ<3678>も上昇している。

■メンバーズ <2130>  1,027円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率2位
 メンバーズ<2130>はストップ高。7日の取引終了後、生成AIを活用した「LCA算定AIシステム」を独自開発し、企業向けの提供を開始すると発表したことが好感された。同システムは、メンバーズが米オープンAIの大規模言語モデルを活用して独自に開発したもの。実証フェーズでは、LCA(ライフサイクルアセスメント)算定のうち作業工数が全体の約5割を占める「LCAインベントリ分析」にかかる作業工数の約6割削減を実現したという。同社では、システムの導入から運用・定着までをGX人材が伴走支援することで、企業のLCA算定の効率化及び内製化を支援するとしている。

■POPER <5134>  704円  +100 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値
 POPER<5134>が急反発した。7日の取引終了後、ティエラコム(神戸市中央区)と業務提携契約を締結し、同社の学習塾経営支援システムに関する事業を承継すると発表した。今後の収益へのプラス効果を期待した買いが入ったようだ。ティエラコムの学習塾経営のノウハウを、POPERの教育事業者向け業務管理プラットフォーム「Comiru」の導入教育機関に提供する。更にPOPERは、ティエラコムの学習塾経営支援システム「BIT CAMPUS」を取得することで、顧客基盤の拡大などを図る。

■テクミラ <3627>  564円  +80 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値
 テクミラホールディングス<3627>が急反発。ソースネクスト<4344>が8日、AI通訳機を手掛ける子会社ポケトークが25年中の株式上場を目指して準備を開始したと発表。テクミラは、子会社JENESISがポケトークの製造を手掛けているほか、22年2月にはポケトークの第三者割当増資を引き受ける形で出資していることから、思惑的な買いが向かったようだ。

■内海造船 <7018>  5,100円  +700 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値
 内海造船<7018>がストップ高。7日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を470億円から472億円(前期比25.5%増)へ、営業利益を20億円から29億円(同3.8倍)へ、純利益を17億円から20億円(同2.7倍)へ上方修正したことが好感された。第4四半期に入り急激に円安が進行したことを受けて未確定の為替レートを見直した結果、外貨建て工事の売上高及び収益が改善する見込みという。また、それに伴い一部の工事損失引当金対象船の引当金が減少する見通しであることも寄与する。

■エスポア <3260>  1,127円  +150 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
 エスポア<3260>がストップ高。7日の取引終了後、「更地活用」を中心としたストック型ビジネスの一環として、時間貸し駐車場事業を新たに開始すると発表しており、好材料視された。事業開始は4月を予定しており、それに伴い精算機やロック板、案内看板などの駐車場運営機材一式及び駐車場運営権などの固定資産を購入する。投資総額は約9400万円が見込まれ、東京都世田谷区、東京都大田区などの首都圏を中心とした37カ所の駐車場を取得し事業を運営する。

■ライトワークス <4267>  1,142円  +150 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値
 ライトワークス<4267>がストップ高。7日の取引終了後、集計中の24年1月期の連結業績について、売上高が31億8700万円から31億9900万円(前の期比21.2%増)へ、営業利益が2億3400万円から2億4300万円(同19.7%増)へ、純利益が2億円から2億2100万円(同62.5%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。LMS(学習管理システム)市場の成長に対する旺盛な需要があったことに加えて、税金費用を見直したことも寄与した。なお、業績予想の上振れに伴い、期末配当予想を32円から36円へ引き上げ、年間配当予想を44円(前の期14円)とした。

■fantasista <1783>  46円  +6 円 (+15.0%)  本日終値
 fantasista<1783>が反発。7日の取引終了後、子会社NC MAX WORLDが、矢作建設工業<1870>100%子会社の矢作地所と不動産開発に関するアドバイザリー業務委託契約を締結したと発表しており、好材料視された。矢作地所が手掛ける首都圏・大阪・名古屋エリアにおける、不動産の購入及び開発全般に関して、NC社の豊富なネットワークや権利調整分野でのスピード感のある計画遂行を図ることが目的。なお、アドバイザリー契約の対価は無償だが、開発案件が事業化しNC社が事業に参画して業績への影響が出た場合には速やかに公表するとしている。

■大幸薬品 <4574>  387円  +48 円 (+14.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 大幸薬品<4574>が4連騰。7日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、最終利益を3億5000万円から5億5000万円(前期36億1100万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。医薬品事業の仕入取引に関連して、取引先との契約を締結したことにより受取補償金2億円を特別利益として計上することが要因としている。なお、売上高68億円(前期比11.1%増)、営業利益4億1000万円(前期10億500万円の赤字)は従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 サノヤスHD <7022>  280円  +80 円 (+40.0%) ストップ高   本日終値
 Kudan <4425>  2,673円  +500 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値
 阿波製紙 <3896>  645円  +100 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 sMedio <3913>  1,007円  +150 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 地域新聞社 <2164>  730円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   本日終値
 など、15銘柄

●ストップ安銘柄
 日本ラッド <4736>  1,526円  -500 円 (-24.7%) ストップ安   本日終値
 住石ホールディングス <1514>  4,170円  -1,210 円 (-22.5%) ストップ安   本日終値
 ブランドT <7067>  1,100円  -300 円 (-21.4%) ストップ安   本日終値
 マツモト <7901>  2,426円  -500 円 (-17.1%) ストップ安   本日終値
 麻生フオームクリート <1730>  728円  -150 円 (-17.1%) ストップ安   本日終値
 など、6銘柄

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:3/8(金) 17:24

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