(ブルームバーグ): 日経平均株価が史上初めて4万円台に達した3月第1週は、個人投資家による日本株の買越額が3カ月ぶりの大きさになった。海外投資家は2週続けて買い越した。
日本取引所グループが14日に発表した投資部門別売買状況(4-8日、東京・名古屋2市場)によると、個人は現物で3274億円を買い越した。買越額は2023年12月第1週以来の大きさだった。海外投資家の買越額は1764億円だった。
3月第1週の東証株価指数(TOPIX)は0.6%高と6週続伸した。日本銀行のマイナス金利解除観測が強まり、金利先高観から銀行株が上昇した。ただ、外国為替市場で円高が進んだことで自動車などの輸出関連株は軟調となり、日経平均は週間では0.6%安と6週ぶりに反落した。
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--取材協力:田村康剛.
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最終更新:3/14(木) 16:59
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