東京市場サマリー(17日)

4/17 19:16 配信

時事通信

 【東京株式】3日大幅続落=米金利高止まり懸念
 プライム市場は、米国の金利が高止まりするとの懸念から幅広い銘柄が売られた。日経平均株価の終値は前日比509円40銭安の3万7961円80銭と3日大幅続落となった。東証株価指数(TOPIX)は33.96ポイント安の2663.15。84%の銘柄が値下がりし、値上がりは14%。出来高は17億7851万株、売買代金は4兆5024億円。
 【東京外為】ドル、154円台後半=FRB高官発言で上昇
 東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長らの利下げに慎重なタカ派発言に支援され、1ドル=154円台後半に上昇している。朝方には154円70銭台に乗せる場面もあったが、介入警戒感が重しとなり、終盤はやや伸び悩んだ。午後5時現在、154円60~61銭と前日(午後5時、154円39~39銭)比21銭のドル高・円安。ユーロは終盤、対円、対ドルで強含み。午後5時現在、1ユーロ=164円27~28銭(前日午後5時、163円91~94銭)、対ドルでは1.0624~0625ドル(同1.0617~0618ドル)。
 【東京債券】先物、下落=長期金利は0.885%
 債券先物は下落。長期国債先物の中心限月2024年6月物は前日比21銭安の144円11銭で取引を終えた。長期金利の指標となる新発10年物国債374回債は0.020%上昇の0.885%となっている。
 【短期金融市場】無担保コール翌日物速報値、0.077%
 日銀が公表した短期金融市場での無担保コール翌日物の速報値は、加重平均が0.077%(前営業日確報値0.077%)、最高レートは0.078%(0.078%)、最低レートは0.050%(0.050%)だった。
 【東京原油】ドバイ原油、反落=WTIの軟化映す
 東京商品取引所のドバイ原油先物相場は反落。中心限月2024年9月きり(6番ぎり)の清算値は、前日比570円安の8万1160円。決め手となる材料が乏しい中、日中立ち会いは小動きで始まった。寄り後は、ニューヨーク原油(WTI)先物相場が需給緩和懸念を受けて軟化する中、ポジション調整の売りが優勢となり、値位置を切り下げた。
 【JPX金】NY安受け反落
 大阪取引所の金先物相場は反落。中心限月2025年2月先ぎりの清算値は、前日比33円安の1万1803円。日中立ち会いは、16日のニューヨーク金先物相場高や為替市場の円安・ドル高を背景に、続伸して始まった。しかしその後は取引中のNY金の軟調を眺めて値を消し、終盤は円相場の引き締まりもあり、マイナス圏で取引を終えた。
 【経済統計】
◆3月の訪日客、単月最高308万人=コロナ禍前比1割増
◆輸出、過去最高100兆円超=昨年度、貿易赤字3年連続―財務省
 【要人発言】
◆通貨安に「深刻な懸念」を共有=日韓財務相が会談
◆森田日証協会長=現在の株価、上昇相場が長続きする意味で良い調整
 【ニュースから】
◆親子関係否定、見直しか=性別変更後に誕生の子巡り―来月弁論へ・最高裁
◆規正法改正「今国会成立を」=森山氏、連座制導入に慎重姿勢―内外情勢調査会で講演
◆ウクライナで防空兵器枯渇=ロシア攻勢に危機感―イスラエルと対照的(了)

時事通信

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最終更新:4/17(水) 19:26

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