きょうもポンドドルは1.26ドル台前半での小動きが続いている。ここ来て英中銀も利下げ期待が高まっており、FRBやECBと同時期の利下げ開始になるのではとの観測も強まっている。中銀間の差が縮小する中で、ポンドドルも上値追いができなくなっているようだ。
今年に入って為替市場は超低ボラティリティの展開となっており、ポンドドルに動きがないのもそれを証明している。1-3月期のポンドドルの取引レンジは現在3.75セントで、高値は1.2894ドル、安値は1.2519ドルとなっている。これは1996年以来の狭さであり、1970年代半ば以来の狭さに毛が生えた程度だという。
これはある意味で、理に適っているとの指摘も出ている。インフレ指標や中銀の発言に端を発した短期的な相場変動があったにせよ、世界の一般的な見方は年初から大きく変わっていない。今年の市場は、かなりの数の利下げ期待でスタートしたが、その後期待は後退した。しかし、またその賭けを再燃させている状況。4月以降、FRBか英中銀のどちらかが仲間割れすれば、さらに盛り上がるかもしれないという。
GBP/USD 1.2632 GBP/JPY 191.11 EUR/GBP 0.8566
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんかぶ(FX)
最終更新:3/28(木) 2:35
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