きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となる中、ユーロドルは1.07ドル台に値を落としている。200日線を下放れる展開が見られており、これまでサポートとなっていた1.08ドルの水準も下抜けていることから、明日以降の動き次第では下値警戒が高まりそうだ。
利下げが視野に入り、ユーロ圏経済は曲がり角に差し掛かっているとの指摘が出ている。ユーロ圏の景況感に関するデータによると、エネルギー危機以降、長期に渡って低迷していた経済が回復の兆しを見せている。目を見張るようなものはないが、それでも停滞に終止符が打たれつつあるという。サービスセクターでは、価格への期待値が昨年9月以来の低水準に落ち込むなど、活動は依然低調だが、企業は先行きに対して明るさを取り戻している。
サービス物価の期待低下はECBの安心材料ではある。
EUR/USD 1.0799 EUR/JPY 163.27 EUR/GBP 0.8548
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
みんかぶ(FX)
最終更新:3/29(金) 0:26
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